鶴瓶「まぁまぁ、自慢話てあるわねぇ。」 柳原「えらいぎょうさんあるもんですねー。」 鶴「平井、お前はまぁほれ、あの誰かと知り合いやなぁ、色々。なんか持ってたやん。 カードとか、色々。あの、モー娘。」 平井「あ、モー娘。ね。」 鶴「モー娘。の。」 柳「ちょっ、待てまてー。知り合いでもなんでもないやん。」 鶴「あ、知り合いちゃうのかいな。」 平「あ、こっちは知ってますよ。」 鶴「(笑)あ、カードか。」 柳「いやいや、全員や。みんな自慢話できるがな。“昨日テレビ見てんでー”言うて。」 鶴「(笑)」 柳「誰でも喋れるわ。」 鶴「ほんならこんな車乗ってんねんとか。こんな車乗りたいねんとか。」 柳「あーはいはいはい。」 鶴「いうの、やっぱあるやろ。」 平「えぇ。」 鶴「おまえはどこの何乗りたいねん。」 平「乗りたいのはですか?」 鶴「うんうん。」 平「マセラッティですね。」 鶴「マセラッティ。」 平「あのね、マセラッティってあの〜、こうね。串あるでしょ。矢。 矢言うか・・・。あのなんか。海で刺すやつ。」 鶴「海?」 平「銛!銛。銛。」 柳「あ、銛な。」 平「こういうね、スーパーカー世代のひとはみんなわかる。 こう、土台があってこう3本ピーン!出てるんですよ。」 柳「ほぅ。」 鶴「ほぅほぅほぅ。」 平「これはもう、フェラーリの傘下にははいってますが。」 鶴「うん。」 平「この荒れ狂うね、エキゾスートモーターの。しぶい!」 鶴「へぇ〜。」 柳「出た!これ。あれあれ。」 平「あれはね、ようおっさんが乗っとるんですよ。マセラッティって。」 鶴「うん。」 平「金持ちの。」 鶴「うんうん。」 平「実際高いんすよ。」 鶴「へぇ〜。」 平「おっさんが乗ってる車なんですけど。全然そんなんじゃない。あの車は。もうエンジンが・・。」 鶴「乗りたいわけ?」 平「え?」 鶴「一番、金持ったらそれ乗りたいわけ?」 平「もう、すぐ!なんやったら今でも無理なローン組んででも乗りたいぐらい。」 鶴「どれぐらいすんのや、金は。」 平「大体1千万ぐらいするんすよ。」 鶴「ほぅー。それぐらいすんのか。へぇ〜。」 平「ま、僕何十年ローンやな思て。」 鶴「いや、いや(笑)。おまえはどうなん?」 柳「僕ね〜、あの、ジャガーに乗りたいです。」 鶴「ジャガー。僕と一緒です。ジャガーやね。」 柳「しかもあの、フェンダーミラーのね。」 鶴「うんうん。」 柳「車体の低ーいジャガー。」 鶴「あ、そうか。」 柳「ジャガー。あの、こうね、ジャガー、こうなってますやん。あれをプーマに変えるんです。」 鶴「なんでやねん。」 柳「“サッカーもしてます!”みたいな。」 鶴「ジャガー買ったんや。」 柳「買ったけどプーマ。走っててジャガーやけどプーマ。」 鶴「ジャガーでええねん。ジャガーで。」 柳「それ僕の夢。」 鶴「ジャガーがええねや。こない、こんなんしとるやつ。」 柳「僕は、もちろん僕がジャガー乗ってるとね」 鶴「うん。」 柳「やっぱりちょっと差あるかな〜。」 鶴「だんだん似合うてくんねん。それは。」 柳「だからスポーツマン的なとこで。先だけプーマに変えよかなー。それちょっと夢ですね。」 鶴「おまえサッカーやっててんな?元々。」 柳「はいはい。その辺もちょっと出して。」 鶴「サッカーの選手とバタッと会うたことあんのか。こんな人と会うたとか。」 柳「あ、これまだねー。」 鶴「無いねや。」 柳「まだ1回もないですね。」 鶴「どれぐらい上手いのや?サッカーは。」 柳「僕は言うても、枚方選抜やったぐらい上手いですからね。」 鶴「あ。」 客「おぉーっ・・?」 柳「微妙やな。ごめんな。」 平「(笑)」 鶴「ここもあほやで。“おー?”って。」 平「選抜や。」 鶴「どっちやわからへん。枚方選抜。」 柳「あ、これ、でも1回・・。あの僕らサークルやったんですけど。」 鶴「うん。」 柳「あ、これ自慢やわ。」 鶴「なんやねん。どういうこと?」 柳「あった、あった。出てきたでー!全国大会。サークルの。」 鶴「全国大会。」 柳「そこで優勝して。僕ら。」 鶴「え!!」 柳「サッカーダイジェスト載ったことあるんすよ。」 鶴「えー!」 柳「ものすごかっこええやろ?」 鶴「えー!?」 柳「ダイジェスト載ってん。」 客「(拍手)」 柳「ちょっと待て!!まだ早い!!」 鶴「え!」 柳「ほんでフリーキック。」 鶴「うん。」 柳「フリーキック。まぁ、決勝(点)に近いフリーキックがあって。」 鶴「優勝のときの試合や。」 柳「そうそうそうそう。ほんでゆうたら、ここにボールがあるわけですよね。」 鶴「ここに。」 柳「で、こいつが蹴り手ですわ。」 鶴「え?誰がや?」 柳「こいつが。メンバーがね。」 鶴「こいつて。」 柳「で、ゴールそこですわ。」 鶴「うん。」 柳「わからんのやったら入ってくんなや!!」 鶴「(笑)」 柳「なんで(ボール)持ってんねん!(笑)まぁまぁフリーキックここおいて。」 鶴「おいておいて。」 柳「置いた置いた。」 鶴「バンッ!(蹴りっ)」 柳「蹴るなー!!」 柳「まだピ−!言うてへん!!ほんならまぁ、これが赤松で。」 鶴「赤松。オレ赤松や。」 柳「そう。赤松。」 平「(蹴りっ)」 柳「おまえ入ってくんな!!」 鶴「入るな。あほー。」 平「だって、暇や・・・」 鶴「ここおいとけ。ほってほって!」 柳「誰やねん!!なんのコントや。あとでコントはいっぱいさしたるから。」 鶴「はいはい。」 平「(ボールを置く)」 柳「何個置くねん!!」 平「(笑)」 鶴「あほか!(笑)」 柳「おまえー、おれこんなんや!蹴れるか、ボケ!ほんで赤松が蹴ると。」 鶴「赤松。」 柳「赤松が蹴るときに僕のほうからゴールあいてたんですよ。」 鶴「開いてた。それは誰や。」 柳「なおっていうんですけど。赤松なおき。“なお、なお。出して出して!”って言うて。 なおはこっから」 鶴「(チャックをさげる)」 柳「何を出すねん!!ほんでユニフォームチャックないねん!!せめてこう・・バカーっ!!」 鶴&平「(笑)」 柳「オレひとりでやるー!!おれ・・」 鶴「入れてくれや!入れてくれや!」 柳「あー!?」 鶴「説明してくれ、頼むわ(笑)」 柳「ほんならもうぱっと出して。パッって。」 鶴「あ、パッと。」 柳「それもフリーキックですから。自分がこう、蹴るように見せかけんとだめなんすよ。」 鶴「あーなるほど。」 柳「蹴るように見せかけてぼくにポンッとこぼしてくれな。」 鶴「はいはい。」 平「あ、そうそう。」 柳「向こうは壁作ってますからね。みんな。」 鶴「壁つくってはんの?」 柳「ちがうかな。」 平「(左官のまね)」 柳「おまえノらんでええねん!!何壁つくっとんねん!ボケー!」 鶴「(笑)」 柳「3匹のコブタの一番下か!!おまえは。」 鶴「(笑)」 平「でっかいで。でっかいでー。」 柳「ちがうねん、ちがうねん!フリーキックやったらディフェンスが、 要するに壁つくってるわけですよ。これ何人も。」 鶴「こう、たってこうやって、こうやって。」 柳「もうわかったから!」 鶴「(笑)」 柳「説明せんでええねん!客にケツを向けるな!!ほんで・・」 鶴「これで。」 柳「僕のほうからはゴールがあいてるわけです。」 鶴「ほぅ。」 柳「“なお、こぼして、おとしておとして。なおこっち、頂戴頂戴!”落としてもうたんを僕が バカーン!いったらそのままズドーン!!いって。」 鶴「うん。」 柳「フリーキックですよ。」 平「フリーキック。」 柳「うん。」 平「またフリーキックや。:」 柳「なんでやねん!!入ってなんでもっかいせなあかんねん。」 鶴「ほぅほぅ。」 柳「そのシーンがいうたら写真におさめられてるわけですよ。」 鶴「うんうん。」 柳「みんなに囲まれてるシーン。」 鶴「えー!?」 柳「ただ囲まれすぎて僕写ってないんすよ。」 鶴「(笑)」 柳「太ももだけが・・。“これオレが決めたのにーっ。”」 鶴「いや、すごいな〜それは。」 柳「サッカーダイジェスト。」 鶴「全国優勝やろ?」 柳「すごいですよ。」 鶴「おまえはそんな自慢はないんかい。スポーツの自慢は。」 平「スポーツはないっすけど。」 鶴「おまえのようあるやん。舌にこんなんできましたとか。どんな自慢やねん。知らんわ、そんなもん!」 平「だって他の人できたことないのができてんもん、だって。: 柳「この男はね、球技という球技一切できないですから。」 鶴「あほかーおまえわ。」 平「何であほやねんな。」 鶴「なんかあるやろ。」 平「そんなんべーさんだってでなんかできますか?」 鶴「オレは元々バスケやっとったがな。」 柳「え!?」 平「またそんなー。」 鶴「45度や。おれは。」 平「。。45度?」 柳「なんのこと?」 平「なんの角度ですん。」 柳「ここ?ここ?ここ?(額)」 鶴「45度でスッと。」 平「ここ(額)が45度です。」 鶴「どこが45度や!あほ!」 平「あ、すいません。」 鶴「ちゃうがな。」 平「なんやねん(笑)」 鶴「しょんべんシュート。これはすごいよかったんや。」 柳「しょんべんシュートて・・・(笑)。しょぼいやん。」 平「なんで足出てますん。あかんあかん、こんなもん。」 柳「反則反則。」 平「ペダリングやがな。ペダリング。」 柳「ちがうわ!トラベリングちゃうん。」 鶴「トラベリングや。」 平「(笑)」 柳「しっかり喋れよ、おまえはよぅ!」 鶴「おまえはそういう自慢は全くないんかい。」 平「雑誌に載ったことはありますよ。」 鶴「どんな?あ、これはすごいやん。」 柳「それはあれやで。芸人になってからとかあかんよ。」 平「ちゃうちゃう、。全然よ。」 鶴「子供の頃。」 平「中学校2年のとき。」 鶴「え!?」 平「進研ゼミのね、進研ゼミの文通コーナーに送ったら載ったんよ。 ほらもう、全国から知らん女の子からいっぱい手紙が来てね。173通。」 柳「おぅ。」 鶴「なんの自慢や?」 柳「わからへん。勉強せぇ!」 平「ちょっとちょっとちょっと・・・・」 |