号泣

赤岡「いやぁ、あの～ねー。」

島田「なんでしょうか。」

赤「こないだちょっと本屋に行きましたらね。」

島「本屋行った。はいはい。」

赤「あの今結構占いの本とか多いね。」

島「あの今すっごいブームっすから。占いとかね。」

赤「ええ。」

島「うん。」

赤「でもね、あれを買う人の気が知れないんですね。」

島「結構面白いじゃん。占いの本とか。」

赤「だって当たってるわけないじゃん。あんなの。」

島「いや、そんなことない別に。結構当たってるよ。」

赤「そんなんに金使うんだったら、おまえ」

島「うん。」

赤「小泉さんのポスター何枚買えると思ってるんだよ。」

島「関係ないわ！おまえ。人気あるけどもな。」

赤「だから占いなんて当てにならないんだって。」

島「そんなことないです。全然ねぇ。」

赤「あの～、中でもあの、なんだろ。

　　血液型性格判断とかあんなあたんないもんはないでしょ。」

島「いや、結構あれ当たってんじゃん。」

赤「人間が４種類なわけないでしょ。」

島「いや、結構あれ当たってるって絶対。当たってる、当たってる。」

赤「じゃあ、じゃあなんだ？A型はなんだって？」

島「Aはもう真面目で神経質。大体そう、神経質なの。」

赤「あっそう。」

島「絶対そう。」

赤「じゃ、おまえの理論で行けば、じゃあサザエさんは絶対A型じゃないんだな？」

島「なんで？わかんないじゃん。サザエさんA型かもしんないじゃん。」

赤「だってもしサザエさんがA型だったらよ。」

島「うん。」

赤「『♪お魚くわえたドラ猫～、追っかけて　裸足で』　かけてかないだろ！」

島「神経質なんか！おまえ。そんなサザエさん嫌だわ。」

赤「おまえのA型そうなんだろ？」

島「いやそれおまえ、話し違うもん全然。」

赤「じゃあ、おまえＢ型はなんだよ。」

島「B型はもうね、自己チューでワガママなの。」

赤「ああ。」

島「芸人に多くて。芸人にね。さんまさんとかあとダウンタウンの松本さんとかね。

　　あとあの、忘れちゃいけないのが、あの・・・ボ、ボクとかね。」

赤「知らね―よ、おまえ。おまえどんなBIG３だよおまえ。」

島「（泣）」

赤「え？」

島「それ含めてB型こう、目立ちたがりやが多い。」

赤「じゃあな、おまえな。なんだろ、デパートのアナウンスする人がB型だったら、おまえ。」

島「うん。」

赤「ピンポンパンポン♪『お呼び出しのお知らせの前に、わたくしのお知らせを致します。』」

島「おまえのはなしか！おまえ。」

赤「『港区からお越しの、わたくし。』」

島「知らねーよ！どんだけおまえ自分をアピールしたいんだよそいつ。」

赤「だから、おまえのB型そうなんだろ、おまえ。え？」

島「それ話が…。あっ、じゃあAB！AB一番わかりやすい。有名でね。

　　ABはこう、二面性があって裏表がある。ABは。」

赤「あぁそう。」

島「裏表がありますから。」

赤「じゃあおまえな、じゃあいかりや長介が、じゃあもしAB型だったら　

　　　なんか、あの、なんだろ。メンバーに怒ってるイメージがあるけど」

島「うんうん。」

赤「本当は優しい人なんだ。」

島「そうかもしれないじゃん。ABだったらそれ。」

赤「じゃあ本当はほめるや長介なんだ。」

島「なんで名前を逆にすんだよ。ほめるや長介ってなんだよ。」

赤「『いいなこりゃあー。』」

島「『ダメだこりゃあ』だろ！おまえ。いいなこりゃあ、褒めてどうすんだよ、そこ。」

赤「『次行かないでもっとやってみよう！』」

島「『次行ってみよう！』だよ！」

赤「じゃあもうおまえ次いでO型はなんだ。」

島「O型はもう大雑把で適当。大体適当だから。適当なんだよ。」

赤「あっそう。じゃあな、それもな。じゃあおまえ、もしも車掌がO型だったら、なんか」

島「うん。」

赤「『え～、次は新宿あたり、新宿あたりに停まります。』」

島「どこなんだよ！新宿に停まれよ、それは。」

赤「『ドアが半開きます。』」

島「危ないわ！！」

赤「それとかおまえ、ジェイソンもなんか、“中旬の週末…”」

島「・・・いや、１３日の金曜日だろ。そんなの中旬の週末っておまえ、

　　いつかわかんないから余計怖いわ！そんなの。」

赤「それとかおまえ、なんかの～」

島「中旬の週末ってなんだよ。」

赤「化学戦隊５、６レンジャー！」

島「５レンジャーだよ！５、６ってなんだよ。あと１人、おまえ。あと１人。」

赤「おおよそ赤レンジャー！」

島「おおよそ赤ってなんだよ！朱色か！おまえ。朱色か！わかんね―よそんなの。」

赤「『ニュースです。今朝どこかで誰かが、『ウッ・・・』がありました。』」

島「ニュースキャスターもか。適当すぎるだろ、こんなもん。」

赤「それではいつかの天気です。」

島「いつなんだよ！それ。なぁ！」

赤「え～、どこからか台風２ケタ号が接近中のため」

島「何号なんだ。」

赤「え～、東京地方は雨ないし晴れでしょう。」

島「両方言っちゃったよ。どっちも言っちゃったそいつ。」

赤「それではＣＭです。♪な～んかいっぱい入ってる～　爽健美茶」

島「こわーいっ！！怖い。一体それ何が入ってるんだよ。

　　そこは適当にすんなよ。ものすごい怖いぞ、それ。」

赤「だからこうはなんないだろ？」

島「それはなんないっすよ。絶対に。」

赤「だから占いなんて当てになんないんだって。」

島「そんなことないじゃん。おまえそれは。」

赤「だからあれですよ。あの、よく３年後に素敵な異性が、とか」

島「あぁ。」

赤「全部嘘ですからね。」

島「嘘じゃないでしょ。」

赤「そんなん気にしないでもね、人生なるようになるんだからそれでいいんだって。」

島「それなんかちょっと適当すぎるでしょ。」

赤「だって俺Ｏ型だもん。」

島「もういいわ。」