華丸「いや〜、女心はわからんね。」 大吉「あんたえらい落ちついた漫才師ですね、今日。」 華「いやいやいや。」 大「なんすか?」 華「いや、女の子はカラオケ好きでしょ?」 大「うん、好きよ。」 華「ドリカム、好きね〜。」 大「あ、特に20代の女性の方がね。」 華「はい。」 大「うん。」 華「言うとくばい。」 大「うん。」 華「九州の男はドリカムは合わん!」 大「あー、そういうことでね。」 華「はい。」 大「ま、九州男児ってちょっと変わってるんですよ。なんかね。」 華「うん。」 大「何が好かんの?」 華「あの〜、この前も歌いよった。」 大「なに?」 華「いまだに歌いよった。あなたにサラダ。」 大「いいねー。」 華「あるでしょ?」 大「うん。」 華「彼氏に向かってあなたにサラダばー、つくっちゃーばい♪かなんか。」 大「訛り過ぎやろ、それ!いや、そんなことはない。それが好かんの?」 華「ダメ。苦手。」 大「そんなん言うんやったら、あっちの方がいややね。」 華「なんでしょ?」 大「僕、あの未来予想図Uっていう歌あるじゃないですか。」 華「はいはい。」 大「いい歌ですけどなんで女の子はああやって自分にいい様に取るんですかね?」 華「うん?」 大「いや、彼氏に送ってもらって」 華「はい。」 大「なんか自分だけ降りたらバイクの後ろのランプが5回点滅」 華「うん。」 大「あいしてるのサイン〜♪とか。」 華「はいはい、あれねー」 大「勝手に言うやろ?」 華「ほー。」 大「何ゆうとん。5文字やったら“さようなら”かもしれんやん。」 華「そらそうかもしれん。5文字やったら“めんたいこ”かもしれん。」 大「なんでや!なんで。」 華「バイクのテールランプは赤いやろーが。」 大「いやいや、趣旨変わっとうやない。話の趣旨が変わっとうて。そんなゲーム大会やないんよ。」 華「まぁでもほら、男と女では考えの違いはあるよ。」 大「あ、それはありますよ。」 華「はい。」 大「1番思うのはね、女子のみなさん、まぁ、女の子ね。」 華「うん。」 大「記念日好きですよね。」 華「ほぅほぅ」 大「誕生日とかさ」 華「うん。」 大「バレンタインとかこういうのだったら男はついていける。」 華「ま、覚えとくよね。」 大「勝手に作るでしょ?記念日を。例えば2人が付き合い出した日。」 華「なるほど、なるほど。」 大「キスをした日。」 華「はいはいはい。」 大「初めて朝を迎えた日。」 華「あー、あるあるある。」 大「挙句の果てには私が髪型を変えた日とか。」 華「ほぅほぅほぅほぅ。」 大「虫歯が全部無くなった日とかさ。」 華「なるほど。」 大「しらんっていうの。」 華「そういうのを覚えてないと」 大「うん。」 華「ケンカの原因になったりするけんね。」 大「そう、すぐになんか言ってくる。」 華「“ねぇ、ねぇひろくん、ひろくん。”」 大「いや、あんた女の子?」 華「しょうがない、2人しかおらんのやから。」 大「うん、そんな開き直られても・・。」 華「ねぇ、ひろくん、ひろくんて。」 大「なに?」 華「今日なんの日か覚えとー?」 大「え〜、今日はあれかなー?誕生日。」 華「誕生日(わたし)4月やん。」 大「知っとうて。」 華「(ひろくん)3月やろ?」 大「知っとうて。うん。」 華「今日なんの日?」 大「え〜、付き合いだしたっけ?」 華「付き合い出したん、あなた6月露の時期で」 大「あ。」 華「思い出はいつも雨やねってゆったやん。」 大「あー、言った言った。」 華「ゆったろ?」 大「キスをした日か。」 華「キスをしたのは夏休み入ってからでしょー?」 大「はじめて一緒に朝を迎えた。」 華「それはお盆。腹水盆に返らず、責任取ってよね。って言ったでしょ?」 大「言いよったなぁ。なんか言いよった。」 華「覚えやすいじゃない、そっちの方が。」 大「なんやったっけ?メガネからコンタクトにした。」 華「それは10月10日。目の日。」 大「おまえ、なんでそんな暦通りに・・」 華「忘れとうとー?」 大「あー、ゴメンゴメンゴメン!」 華「うわ、もう好かーん!」 大「いや、好かんとか言うなよ。」 華「もう好かーん。別れるー。」 大「いや、別れるとか言わんでって。」 華「しょうがないやん。」 大「ゴメンゴメン。大事な日とか知らんよったもん。」 華「絶対覚えときーよ。来年楽しみにしとるけんね。」 大「もちろん。」 華「いい?」 大「わかったわかった。一応書いとくけん。そんな大事な日とか知らんよったもん。」 華「今日は」 大「うん。」 華「初めて」 大「うん。」 華「豊臣秀吉が太閤検地を行った日。」 大「俺たち関係ないよね!?」 華「あの巻尺のない時代に。」 大「いやいや、そんな・・・」 華「たんぼとたんぼを区切ったとよ?」 大「いやいや・・」 華「よそはよそ。うちはうちってしたとよ?」 大「いつまでやりよー、おまえ。この寸劇は終わっとうよ。」 華「もう終わりましたか?」 大「次の話題にいかなきゃいけないです。」 華「はい。」 大「まぁ我々は大人なんでね」 華「うん。」 大「まだ我慢できますけども。」 華「はいはい。」 大「まぁ今考えたら昔、子供の頃はまだ女の子に負けたくないとか言って」 華「あ〜」 大「よくケンカしてたじゃないですか。」 華「なるね。」 大「とくに小学校時代とかね。」 華「意味のわからんことでもめてたね。」 大「うん。特に掃除の時間とかもめてたでしょ。」 華「はいはいはい。」 (掃除) 華「ちょっと男子!」 大「また女子!?おまえ。」 華「しょうがないいやん。2人しかおらんのやから。」 大「あぁ、女子ね。」 華「ちょっと男子!」 大「なんや。」 華「掃除手伝いなさいよ!」 大「掃除したやんさっき。」 華「机とイスひいたら掃除が終わりと思いよろー?」 大「あぁー。」 華「違うとよ!」 大「もうわかった、うっさいなぁ。」 華「手伝いーよ、女子ばっかりにさせんで!」 大「じゃあ向こうでやりよけ、ええねや。するけん向こう行け!」 (掃除) 大「これでいい。(黒板消しはたき)」 華「あ!ガラガラ、渡り廊下、渡り廊下。ちょっと男子!」 大「細かいよおまえ!設定。」 華「黒板消しばっかりずるいよ!」 大「黒板消しだって掃除やんか。いいやん別に。」 華「もう煙も出よらんやん。」 大「出よーて。」 華「もう、それ1回ウィーンって日直がしとうと!」 大「もう、じゃあ何したらいいん。」 華「男子は雑巾がけでしょー?」 大「嫌くさ、冷たいのに雑巾は。おまえ女子がせーよ。」 華「女子は手肌が荒れるとよ。」 大「知らんたい。もう、うっさい、もう。向こう行け。」 華「もう、手伝いーよ、はよー。」 大「雑巾すりゃいいっちゃろ。」 華「そうたい!」 大「冷たっ、しぼらんでいいか。ピタンッ、(足でふきふき)」 華「あー!!ちょー男子ー!!」 大「なんや。」 華「木目にそりなさいよ!」 大「どこ注意しよん!うっさいばか!」 華「あっ!」 大「掃除なんかやめたい!おい男子集合、遊ぼうぜー。ようし、スカートめくりしようぜ。」 華「え!」 大「あ、白げな。」 華「ちょっと、みゆきちゃんのかわいそうでしょ!」 大「わ!クマがおる。」 華「かおるちゃんのやめてあげて!」 大「わ!いちごげな。」 華「ひとみちゃんのやめてあげてよ!」 大「よーし、男子行こうぜー。」 華「私のはー!!めくりなさいよ!」 大「おまえのブサイクなスカートなんかめくれるか!」 華「わ!」 大「ゴリラ!」 華「わ!」 大「ドンキーコング!」 華「キーッ!」 大「ドンキーコングJr!」 華「ウェッ!」 大「クッパ大王!」 華「ちょっとー!クッパ以外全部悪口やないの!」 大「クッパも悪口!クッパに憧れんなよ。」 華「もう怒ったー!」 大「あー、怒ればー?」 華「女子と男子の戦争、戦いですー!」 大「あー、いいよ、別に。」 華「キッズウォーですー。」 大「戦ってやります。なんすか。」 華「先生に言いつけるけんね!」 大「ちょっと、やめとけって!先生に・・」 華「先生に男子怒ってもらいますー。」 大「やめとけって。」 華「先生!先生!」 大「女子たげ好かんっちゃ、ほんとに。」 華「“誰だね?”そうです、あの人です。 “自民党の麻生太郎です。”」 大「誰つれてきよん!!」 |