後藤「はい、どうも!というわけでね。改めましてフットボールアワーです。」 岩尾「はいはい。」 後「よろしくおねがいします。」 岩「ということでね。」 後「え〜、僕最近思うことがありましてね。」 岩「あ、なんですか?」 後「あの、最近結婚したいなと思てね。」 岩「あ、そう。」 後「えぇ、もう早く結婚してね。あの〜、盛大に披露宴をあげたいなと思てね。」 岩「あぁ、いいね。」 後「えぇ。」 岩「じゃあ君が披露宴するときは」 後「おぅおぅ。」 岩「僕がその披露宴、司会やったげよう。」 後「できるか?おまえ。披露宴の司会ってものすご難しいねんで。」 岩「やったろう!」 後「ほんまか?おまえ。」 岩「うん。」 後「できる?」 岩「やったろう。」 後「ほんまかい。」 岩「文金高島田付けてやったろう。」 後「おまえ付けけたあかんねん。おまえ・・」 岩「ほな取ろう。」 後「とれよ。おまえつけたらややこしなるから。」 岩「まかしといて。」 後「ほなここが俺のあの結婚披露宴の会場や思て。」 岩「はい。」 後「ちょっと司会やってみてくれ。頼むで。」 岩「今からぁー、後藤君とぉー、妙子さんのぉー、結婚式をー」 後「ちょっと待て待て待て待て!おまえ。学級会みたいになっとるやないか。ちゃう、学級委員長決めてんのちゃうで。」 岩「あぁ、あぁ、あぁ。」 後「な。披露宴。わかる?」 岩「あ、厳かに。」 後「おごそかに。」 岩「え〜、それでは、いよいよ新郎新婦入場でございます。 パカパパパーン!パカパパーンパーン!さぁ新郎新婦従業員入り口より出てまいりましたー。」 後「どっから出てんねんおまえ。」 岩「搬入トラックに乗っての」 後「なんでやねん!」 岩「入場でございます。」 後「なんで荷台乗ってこなあかんねん!」 岩「ペー、ペー、ペー、結婚、します。」 後「バックしますや!」 岩「ペー、ペー、ペー。」 後「ちょっと待てよ、なんやねんそれ。」 岩「それではここで、」 後「おぅ。」 岩「新郎後藤輝基のこれまでの経歴を簡単にご紹介いたしましょう。」 後「あ、僕の生い立ちをね。頼むで。」 岩「そこそこの、28年。つづきましてー」 後「みじかい!ちょっとまてーおまえ!」 岩「新婦・・」 後「新婦やあるか、おまえ。短すぎるやろ、おまえそれは。」 岩「時間がございませんので、新婦のほうに。」 後「いや、短いなぁ、それ。。」 岩「それでは新婦の妙子さん。」 後「おぅ。」 岩「妙子さんの経歴を巻き舌でご紹介いたします。」 後「なんでやねん。」 岩「大阪府市るぃっつひるぁの小学校。」 後「ちょっと待て待て待ておまえ!」 岩「クルァスルィルェーでハッスルゥし」 後「なんやねん。関係ないやろ、今。」 岩「ルァルゥッフルォールェンを着こなし。」 後「ちょっとまておまえ(笑)おまえただラ行言いたいだけやろ。」 岩「はいー。」 後「はいー、ってなんやねん。ちがうちゃんと紹介してよ。どこどこで育ってとか。」 岩「え〜、妙子さんはですね。」 後「おぅ。」 岩「青森県にお生まれになりまして。」 後「青森。」 岩「青森県立青森小学校。」 後「ほぅ。」 岩「青森県立青森中学校。」 後「うん。」 岩「青森県立青森商業高校を卒業後は」 後「おぅ。」 岩「青森鉄鋼に就職され。」 後「うん。」 岩「そのままふたりはゴールイン。」 後「どこで知りあってん!おれ青森行ったことないで、おれ。」 岩「なんと今日が初対面でございます!」 後「なんでやねん!おまえどんな披露宴やねん。」 岩「どうですか?妙子さんの第一印象は。」 後「いや、どうですか?言われてもそんなんちゃうねんおまえ。」 岩「チェンジしますか?」 後「いや、ちょっとまて、おまえ。」 岩「チェンジは2回までとなっております。」 後「いや、ちょっと待て(笑)変わりすぎやろ。」 岩「交通費別途いただきます。」 後「いや、ちょっ、待ておまえ(笑)詳しいなおまえわ。違う!そんなんええねんどうでも。」 岩「それではここで新郎新婦いったん、おすそ直しのため退場いたします。」 後「お色直しや!」 岩「あぁ〜、あぁ〜。」 後「なんで今さら裾の長さ直さなあかんねん、おまえ。」 岩「まち針入刀。」 後「変わりすぎや!まち針入刀てなんやねん。」 岩「20分ほどかかりますので。」 後「すそ直すのにかい。」 岩「こちら4番の番号札。」 後「いや、ちょっと待て!なんで前に3人待ってんねん!」 岩「ベルトとか見つつ。」 後「いや、ちょっと待てー(笑)おかしいやろがい、そんなもん。ちゃんと進めて。」 岩「それではここで。」 後「おぅ。」 岩「新郎新婦気になるお二人の馴れ初めについてご紹介いたしましょう。」 後「そうそうそう。そういう話。」 岩「お二人が出会ったのは今から2年前のことでございました。」 後「2年前ね。」 岩「“やだー、やめてよー!はなしてよー!” “いいじゃねぇか、ねぇちゃん。ちょっとぐらい付き合えや。”」 後「何してんねん、おまえ。」 岩「“やだー、やめてはなしてー。”」 後「女の子男に襲われてるー。」 岩「“つべこべ言わずちょっとぐらい付き合えや。”」 後「ごっつ怖い。」 岩「“いや、だれかーだれかー助けてー!”」 後「女の子助け呼んだ!」 岩「そこに!」 後「おぅ!」 岩「なんと新郎が現れたのでございます!」 後「俺が助けに来た!」 岩「やめたまえ!彼女は嫌がってるじゃないか。」 後「ものすごかっこええがな!」 岩「なに?貴様この妙子に逆らおうってのか?」 後「そっちが妙子かい!待てー!おっさんやないかい!なんでちょっとまて。 なんでワンカップ飲んでんねん。蓋をするなよ。なんで蓋すん・・・ちが、おっさんはええねん!」 岩「新郎新婦退場!!」 後「なにが気にいらんねんおまえ!」 岩「新郎新婦逆上!!」 後「怒るわそら!」 岩「司会者発情!!」 後「なんでやねん!ちょっとまて!気持ち悪い!気持ち悪い!気持ちわ・・どこを握ってねん、おまえは!」 岩「もっと強く言ってくださーい。ひどい言葉で・・」 後「ちょっとまて(笑)人の披露宴でMっ気出すなよ。」 岩「申し訳ございません。」 後「申し訳ございませんやあれへんがな!」 岩「ちょっとマリッジブルーでして。」 後「なんでおまえがなんねん!おかしいやろが。」 岩「はい。」 後「いや、ちゃう、披露宴やから。感動するシーンつくってくれ。」 岩「それではここで新郎新婦が夫婦そろって初めての共同作業をおこないます。」 後「ケーキ入刀や!!」 岩「みなさまお手元のシーチキンを食べるのをやめて」 後「なに食わしてんねん。」 岩「ご注目くださいませ。」 後「シーチキン食わしてたんかい。」 岩「それではいきましょう!新郎新婦、ケーキ・・・購入。」 後「買いにいくんかい。もうええわ。」 |