M-1GP2002より　笑い飯

西「どうも笑い飯ですー。」

中「おねがいしまーす。」

西「おねがいしまーす。」

中「やぁ、せやけどね、あの羨ましいことっちゅうのは多いですね。」

西「例えばなんすか？」

中「あんな、こないだもＴＶ見とってん。」

西「はい。」

中「ほななんか牛丼特集とか言うてやっとんねん。」

西「あ、そんなん見たらたまらんようなるな。」

中「まずはよだれとかこぼれてくんねや。どうしても食べたなってやな」

西「なるわな。」

中「近所の２４時間のな、吉野家牛行ってやな。あの、弁当のやつ買うて・・」

西「なんか略しかたおかしない？なんか野牛みたいやんか。」

中「吉野・・」

西「吉野ってなによ、それ。」

中「吉野・・ちゃうわ、牛牛や。牛牛行って。」

西「牛牛やったらみな牛やないか！それ。何考えてんねん。略し方おかしい。なんか羨ましい言うたらやな。」

中「羨ましい。」

西「俺Ｔシャツ買いにいったんやけど、なんか同じようなん買うて

　　あっちの方がよかったなーとかそんなんあるやんけ、おまえ。」

中「あのデザインの方が羨ましいなー、とか言うのあるわな。」

西「そうや。俺見たんが、ここＩって書いてあってハートなんか赤いのかいてあってＮＹって書いてあったんや。」

中「あ、Ｉ　ＬＯＶＥ　ＮＹとか書いてあるやつある。」

西「似たようなん買うたんやけど、間違て買うたんや。」

中「おまえどんなん買うてん。」

西「俺ここで青でなんか、ざって書いてあってな。」

中「ざ。」

西「めしやって書いてある。」

中「ざ・めしやのＴシャツあるかー！おまえ。何買うてんねんおまえ。あほか。せやけどな」

西「おぅ。」

中「羨ましい言うたら」

西「なに。」

中「高校ん時弁当持って学校行っててんけどな。」

西「俺もやで。」

中「弁当毎日やったらな、飽きてくるやんか。」

西「せやな。おかん作る弁当毎回一緒やな、あれ。」

中「ほんでたまにな、横でな、パン食うてる奴おんねん。」

西「あ、わかるわ。」

中「あれ羨ましいがな。」

西「羨ましいな。ちょっとひとくち頂戴とかそんなんなる。」

中「頂戴ってなるやんか。ちょっと俺弁当食うとくからや。おまえパン食っといて。」

西「はいはい。」

中「うわぁ。またおかんこの白ゴハンの上にノリと梅干使うてオヤジの似顔絵描いてるやんけ。

　　俺の似顔絵書けやー。うおっ！西田今日ブリックの見ながらパン食うとるやんけー。

　　ちょっと一口もうたろ。ちょっ、西田・・食い終わるなー！！出来へんやないかい！」

西「遅いねんおまえ。」

中「遅いやあらへんがな。」

西「似顔絵がどうの言うてるから。」

中「言うやんかそんなんわ。」

西「ちょっ、ええわ代われ。」

中「俺パンな。」

西「俺弁当食うとくわ。」

西「パカッ。あ、最悪や。またきりぼし大根でアホって書いてあるわ。お、中西今日パンやんけ！」

中「うまい。」

西「おい、中西、パンひとくち・・」

中「んまいっ・・。」

西「クリームだけ先ねぶるな！」

中「うまい。」

西「そんなんいらんわ、あほー！」

中「うまいやんけ。」

西「羨ましいのせーやおまえ。」

中「はいはい。」

西「おぅ。」

中「俺、おまえ弁当するわ。うわ～、また弁当やいややな。おっ！西田パン食うとるやんけ！

　　西田ちょっと・・・どんなパンやねん！おまえほんでパンちょっとかい。代われあほ。」

西「お、中西今日パンなんか。パン・・・。落ちたやついらんわ！代われ！」

中「うわ、また弁当やー。西田また今日ブリック飲みながらパン食うとるやんけ！ひとくちもうたろ。

　　西田悪いけどちょっとひとくち・・そっちもブリックかい！！なんでふたつとものんでんねん！あほ！」

西「喉カラカラやねん。。」

中「知らんがなおまえ。」

西「おぅ。」

中「いや、パンはパンでもな。」

西「なによ。」

中「小学校とかあった、給食のパンてあったやろ。」

西「あれあんまおいしなかったな。」

中「あんまおいしないねん。おいしないくせにやな、工場見学とかつれていきよんねん。」

西「行ったわ行ったわ。」

中「製造してるとこ。工場長が説明したりしよんねん。」

西「やっとったな。」

中「おぅ。ちょっとおぼえてんで俺。」

西「どんなんや。」

中「ピーッ！ピーッ！」

西「押すボタンまちごてる。」

中「あ。あ、どうもみなさんおはようございまーす。」

西「おはようございまーす。」

中「後ろのね、白いタンク見てください。ここにね小麦粉が入っています。」

西「へぇ～。」

中「そしてタンクからベルトコンベヤ出てますね。そのつきあたりが男子便所になってます。

　　隣女子便所です。男子男子女子女子の順番になってます。そして女子便所からまたベルトコンベヤ出てまして」

西「あ、コンベヤや。」

中「つきあたり、オーブントースターのような」

西「オーブントースターや。」

中「扉ありますね。これが女子便所です。」

西「みな、便所やないか！どこでパン焼くねん！それ。」

中「なんやねん。」

西「そんなんちゃうかったやないか！あほ！教えたるわあほ！」

中「なんでおまえ古いタイプの肩下げのスピーカー。俺こんなんでやっとんねん！」

西「ウーゥ。」

中「ウーゥ、ウーゥ言うとるやないか。」

西「ウゥー。みなさんこんにちわー。みなさん後ろ見てくださーい。」

中「はい。」

西「後ろのおっきな汚いタンク。」

中「汚いとか言うたらあかんねん。」

西「え、このなかにあまりおいしくない小麦粉が入ってまーす。」

中「あまりおいしないも言うたらあかん。」

西「これを焼くとみなさんのおいしい給食になりまーす。」

中「おいしないわそんなもん！代われ！みなさんおはようございまーす。」」

西「おはよございまーす。」

中「向こう見てください。白い大きな建物ありますね。あれが市役所です。

　　そのとなりの黒い小さな建物、あれがうちのパン工場です。よく覚え・・」

西「どっから見とんねん、おまえ！丘かなんかやないか、あほ！中案内せーや！」

中「中かい。」

西「はい、みなさんこんにちわー。」

中「こんにちわー。」

西「え～、３泊４日パンのツアー」

中「そんなんないわ！！ない！そんなん。それではくす玉を割っていただきます。」

西「そんなんもないわあほ！パンパパーン」

中「そのパンと違うねん、おまえ。パパパーンパンパンパンパーン。」

西「暴れん坊将軍やないか。」

中「暴れん坊将軍！」

西「バババーン！！！！バンバンバンバーン！！ババババーン！！」

中「暴れん坊将軍！」

西「バッババー！！！」

中「暴れ」

西「バババ！！バッババ！！」

中「あばー、アバー。」

西「カーッ！カーッ！」

中「カーッ、カーッやあらへんがな。」

西「ふぅ。。」

中「せやけどな、工場長がな、説明終わったらな」

西「はいはい。」

中「そのあと生徒の質問とか受付よんねや。」

西「あ、そんなんしとったな。」

中「俺生徒するわ。」

西「はいはい。はい、みなさん工場１周しましたが、え～、なにか質問とかわからないことある人！」

中「はい！」

西「はい、君。」

中「この工場は何をつくっているのですか？」

西「パンです。座れ。代われ。」

中「はい、そしたら質問ある人手上げてー。」

西「はい！」

中「はい、その髪の毛長い子。」

西「おばあさんの、仕事は・・」

中「おじさんや！わかるやろ。代われ。」

西「はい、なんか質問ある人。」

中「はい！」

西「はい、君。」

中「僕のち○ちんは・・」

西「はい座れ！変われ。」

中「はい、質問あるひとー。」

西「はいっ！（ジャンプ）」

中「何してんねん！それ！代われ。」

西「はい、君。」

中「はい。」

西「それなんやねん、代われ！」

中「はい、質問あるひと。」

西「はい！」

中「はい、君。」

西「パンて言うのは・・・」

中「なんでこけてんねーん！！もうええわ。」