めにゅーにもどる

02/12/29 放送 M-1GP 2002より おぎやはぎ

小←小木博明  矢←矢作兼

 

前回東京からはただ一組の決勝進出。

東のお笑いシーンを支えるトップランナーが連続出場に再び燃える。

エントリーNo1755  おぎやはぎ!

 

小木「はい、小木です!」

矢作「矢作です!」

小&矢「おぎやはぎです!」

小「あ。」

矢「今日も決まりましたね。」

小「ねぇ〜。決まりますね、これね。」

矢「うん。決まるのよ。」

小「ま、突然なんですけどね〜。」

矢「突然なによ?」

小「俺ね、結婚詐欺師になろうと思ってんのよ。」

矢「あ、そう。」

小「うん。」

矢「まぁ俺おまえがやりたいと思ってることはなるべくやらしてやりてぇと思ってっからなぁ〜。」

小「うん。」

矢「うん。でも結婚詐欺師?」

小「あ、でもそこ頼むわ。俺やりたいの!ほんとに。マジやりたいの!」

矢「ま、おまえにそう頼まれたら俺弱ぇからな。うん。じゃいっちょやるか!」

小「なんかいつも悪ぃなぁ〜。」

矢「いいよいいよいいよ。じゃ、あの、まずさ。」

小「うん。」

矢「パーティ会場ね。」

小「うん。」

矢「ねるとんパーティとかによくあの結婚詐欺師って現れるのよ。」

小「ほぅ。はいはい。」

矢「ほら独身女性が多いでしょ。」

小「なるほど。」

矢「俺女やったげるから。引っ掛けるとこからやってみ?」

小「おっけー。」

矢「うん。」

小「あの〜、貯金額のほう教えてもらいたいんですけど。」

矢「まずいよね。まずいよね。」

小「でも、まずいって言うけど」

矢「うん。」

小「俺としてはさ、知っときたいでしょ。ね。お金の無い人騙してもしょうがないでしょ?」

矢「そうそう。それはおまえ間違ってないのよ。」

小「うん。」

矢「だからもうちょっとほら、聴き方考えろってこと。」

小「あ。」

矢「ごめんね、やり直しね。」

小「あれっ!?いくらぐらい貯金ありましたっけ?」

矢「違う違う違う。それ聞き方の問題じゃねえんだよ。」

小「うん。」

矢「『あれっ?いくらぐらい貯金ありましたっけ。』っつったら

  俺、『えっ!500万ですけど。』ってつられて言うと思った?」

小「うん。思った。」

矢「あ、思っちゃったんだ。」

小「うん。」

矢「あぁ、じゃあおまえ、作戦だったのね。」

小「はい。」

矢「あの、悪ぃな。おまえの作戦否定しちゃったみたいで。」

小「いい。いい。俺なんかいいよ。」

矢「たぶん間違ってっから。うん。」

小「うん。」

矢「あの、まずさ、こっちほらパーティだから。」

小「はい。」

矢「着飾って来てっから。」

小「うん。」

矢「まずほら、褒めよう。女性は褒められて悪い気しないから。」

小「あぁ。聞いたことある。」

矢「そうだろ?」

小「あ〜、すてきなドレスですね〜。そのドレスもあなたのような美しい方に来てもらえるとさぞかし嬉しいんでしょうね。

矢「おじょうずですね。」

小「で、貯金額のほうは?」

矢「まだ早い。まだ早いんだよ。」

小「まじで?」

矢「うん。まじだよ。おまえ。」

小「うん。」

矢「ないよ、そんな褒めたら聞いていいみたいなシステムねぇんだよ。」

小「無いの?」

矢「無いよ。」

小「うん。」

矢「やめよう。一回お金のこと忘れよう。」

小「忘れる。」

矢「うん。まず普通の会話して。仲良くなろう。」

小「うん。普通って?」

矢「だから、あの〜、お仕事なにされてるんですか?とか。」

小「あぁ、はい。」

矢「仕事によってほら、相手いくら稼いでるかとかちょっと予想つくしね。」

小「なるほど、はいはい。」

矢「うん。」

小「え〜、仕事はなにやられてるんですか?」

矢「あ、私ちょっと父親が会社を経営してまして。」

小「うん。」

矢「それでまぁ、経理のほうとかちょっと担当してる。」

小「社長令嬢なんですか〜!」

矢「まぁ、そうですね。」

小「てことは会社のお金を自由にできると、私は認識してよろしいんですね。」

矢「まずいなぁ。まずいなぁ。認識しちゃダメだ。」

小「いやでも一応ね。確認はしときたいでしょ?」

矢「うん。だから、しめしめと思っときゃいいんだよ。」

小「うん。」

矢「そこは。」

小「なるほどね。」

矢「だから、どうりで品があると思いました。」

小「どうりで品があると思いましたよ〜。」

矢「え?ちなみに何されてる方なんですか?」

小「あ、僕ですか?」

矢「えぇ。」

小「僕は予備校で休み時間に黒板を消す仕事をしています。」

矢「もうちょっといい仕事しよっか。ね。」

小「うん。」

矢「休み時間黒板消しててもあんまこっち持ってなさそうでしょ。」

小「あ、こっちなきゃいけないの、俺?」

矢「なきゃだめよ。」

小「ふぅ〜ん。」

矢「おまえが持ってるっつって騙すから。」

小「なるほど。」

矢「見栄はっちゃっていいから。」

小「あ、はいはい。」

矢「あ、なにされてる方なんですか?」

小「あ、はい。一応巨人で4番を打たせてもらってます。」

矢「度が過ぎる。度が過ぎるんだよ。」

小「じゃ、何番だったら・・・」

矢「打順の問題じゃねえよ。やめよう。巨人の選手やめよう。」

小「うん。」

矢「選手名鑑とか結構売ってんだよ。」

小「あ、そうなんだ。」

矢「うん。社長でいい。社長。」

小「あ、一応会社を経営してます。」

矢「え!こんな若いのに社長さんなんですか?」

小「まぁそうっすね〜。」

矢「え。かっこいい!」

小「いやいやいや。」

矢「え、どんなものを扱ってる会社なんですか?」

小「ま、そうですね。フード関係を全般に。」

矢「すると食品関係・・」

小「いや、こっちのフードです。」

矢「うそー・・・ここだけー?」

小「はい。」

矢「儲かんないって。もうパーカーとして売ってるよ。」

小「売ってんの?」

矢「いいよ、アパレルとかでいいんじゃない?」

小「ま、アパレルですね。主にパーカーを・・・。」

矢「もういいじゃん、パーカー。アパレルね。」

小「はい。」

矢「え!オシャレ〜。オシャレ〜。アパレルの会社なんて。」

小「そうですね〜。はい。」

矢「え、会社ってどの辺りにあるんですか?」

小「あ。え〜、新潟の佐渡島で。」

矢「もうちょっといいとこでやろっか。」

小「あぁ。」

矢「あんま新潟の佐渡島にね、オシャレなアパレル会社なさそうでしょ。」

小「あぁ〜、なるほどね。」

矢「もうちょっといいとこ。うん。」

小「え〜、新潟市内で。」

矢「うん、あのほんとちょっとだけだな。新潟離れよう。」

小「あ〜、はいはい。」

矢「東京の青山とかほら、オシャレ。」

小「え〜、洋服の青山で働いてます。」

矢「ちがうちがう。洋服つけちゃうと会社変わっちゃうんだよ。」

小「あぁ。」

矢「うん。おまえの大好きなパーカーも置いてねぇよ。」

小「あぁ、そりゃそうだ。」

矢「青山って言い切っちゃっていいの。」

小「青山でやっております。」

矢「やっぱおしゃれなとこにあるんですね〜。」

小「そうですね〜。青山って言う街はおしゃれな人以外は受け付けない街ですからね〜。じゃ、あたしはこの辺で失礼します。」

矢「ちょっ、なになに?おまえ今帰ったらただ自慢しに来ただけの男だよ。」

小「うん。っていうかさ。やっぱり俺には女は騙せねぇよ。俺女を騙すぐらいだったら女に騙されたい・・。」

矢「小木の好感度も上がったところで、この辺でネタを下げさせていただきます。」

 



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