昨年は高熱を押して堂々の第3位。 あのハイトーンのツッコミが今年も決勝の舞台にひびき渡る。 エントリーNo1751 アメリカザリガニ! |
柳原「はいどうも!アメリカザリガニです。よろしくおねがいしますー。」 平井「うぁー。どうもー。どうもー。」 柳「いきましょう!がんばっていきましょうね!」 平「まぁ、あのね〜」 柳「なに?」 平「あの、なんですか?」 柳「うん。」 平「あの、海外ではあの、カーチェイスあるよね?」 柳「あらぁえらいことなっとるよ。何百キロでガガガや。」 平「あれ、危ないがな。」 柳「うん。」 平「でもあの〜、日本でやったらあれもっと危ないですよね。」 柳「あれはもう狭いからえらいことなるでー。よっしゃぃ!」 平「おっ!?」 柳「銀行強盗成功や!」 平「おっ!?」 柳「あとはこの車乗って逃げるだけや!行くぞ!」 平「おぅ。」 柳「バン!ブーンってなんでハンドル2つあんねん!どこ行くねん、おまえ。 やってもた♪みたいな顔すんなよ。俺右きき、左きき車パーン!割れるわ。あほ、おまえ」 平「いや、またこう戻るかも。」 柳「なんでや。道は続くやないがな。ちゃうやろ、もう黙っとけ。運転するから。行くぞぅ!ブーン。ウーン。」 平「おい!」 柳「なんやねん。ブーン。」 平「危ない。」 柳「わかってるわ、そんなもん。飛ばしとんねん、おまえ。なんや?」 平「ベルト!」 柳「もう、ええやないかそんな細かいこと。」 平「危ない。」 柳「うるさいなぁ、別にええがな。なんで二人でひとつやねん!運転しづらい俺これ!なんや。」」 平「なんや。」 柳「このガッチリホールドわ。」 平「知らんがな。」 柳「俺は何田天功や!」 平「引田しかない。」 柳「わかってるわ!そんなん。」 平「なんやねんな。」 柳「なんやねん!」 平「暇やねん。」 柳「ほんならおまえ運転せぇや。もう。左ハンドル。設定左ハンドル。」 平「ええの?」 柳「喜ぶなよ。ええよ、したら。早く走れ!よし、そこ右、右!」 平「カッチカッチカッチ」 柳「はい、そこ!左、左、左!」 平「カッチカッチカッチ」 柳「ほんで、また次右!何をしてんねん!さっきから!」 平「ウィンカーやんけ。」 柳「わかっとるわ!そんなもん。」 平「なんやの。」 柳「車がしてくれるやろ。そんなもん、なにを言うてんの。ハザード。いらんねん!なにをふわっと。」 平「あんたも・・。」 柳「ハイヒールさんみたいになっとるやん。」 平「いやいや、あんたもやったがな。」 柳「ちがうやろ。見てみ!」 平「なに・・」 柳「おまえがいらんことしてるから、おまえパトカー追いついてきたやないか。どないすんねん、おまえ!」 平「じゃ、僕が奥の手を使いますよ。」 柳「そんな機能この車についてんの?」 平「はい。」 柳「よっしゃ見せたれ!」 平「いくぜぇ。」 柳「おぅ!」 平「パワー」 柳「行けぃ!」 平「ウィンドウ!ウィーン。」 柳「窓あいてるー。これ、純正や、これ。もとからついてるやん。おまえ。なにしてんねん、もうええわ!もう」 平「ん?」 柳「車降りてにげるぞ!もう」 平「え、もうええの?」 柳「走って逃げる。」 平「もう逃げんの?」 柳「逃げる、走れ!見すぎや。」 平「どこにげんの?」 柳「ついてきたらええねん!ついてきたら。 ワンワンッ!ワンワンッ!アハーッ!警察犬や!えらいこっちゃ、もう逃げられへん・・。」 平「僕に任してください。」 柳「なに?」 平「だいじょぶです。」 柳「おまえ向こうは訓練された犬やぞ、大丈夫か?」 平「大丈夫です。」 柳「気ぃつけろー!」 平「ウワァー!」 柳「やっぱりぃー!」 平「犬に〜」 柳「大丈夫かー!」 平「腕を〜」 柳「うふ〜っ!」 平「踏まれたぁ〜」 柳「たいしたことない。大丈夫やでぇー。アウーンアウーアウーンアウアウーンや。 肉球や。やわらかいやわらかい。ちょっと冷たい。なんのことやねん!」 平「知らんがな。」 柳「冷やすな冷やすな!もう、ええから逃げるぞ、おら!」 平「おっ!やめろやめろー。」 柳「警察犬がなつくかー!!訓練されとんねん!おまえどんだけ優しい心やねん、おまえわ。」 平「ここに野鳥が止まるぐらい。」 柳「やかましい!ずっと山育ちか。おまえわ、ええからはよついてこい!」 平「ちがう・・」 柳「ピカッ!わっ!!サーチライト、ヘリコプター。えらいこっちゃこれ!逃げられへんもう!」 平「じゃ、私に任してください。」 柳「なに?」 平「こう見えても昔、高校球児だったんです。」 柳「役立つやないかい!」 平「この石を使って。」 柳「いったれー!」 平「よしこいーっ!」 柳「キャッチャーかい!役立たず!!今の流れやったら投げてパリン!ちゃうんかい!おまえわ。」 平「そっちじゃないほう。」 柳「なんでちょっと怒ってんねん。もうあかん、逃げられへん、くそぅ。。」 平「大丈夫です。」 柳「なに?」 平「目の前の高速あるじゃないですか。」 柳「おぅ。」 平「あっこを横切ります。」 柳「大丈夫か?棄権やぞ。」 平「私についてきてくださいよ!」 柳「うん!」 平「よし!ドン!」 柳「轢かれてるぅー。平井ぃ〜」 平「柳沢ぁ〜」 柳「柳“原”。原。そこ間違えんといてー。」 平「今までのことがぁ〜、走馬灯のように頭の中を駆け巡る。」 柳「死ぬときはそうや言うなぁ。」 平「昭和48年3月12日に生まれー」 柳「うん。」 平「今に至るー。」 柳「短っ!人生ペラペラやで!大丈夫か!ひ、ひらいぃー!」 平「 柳「めちゃめちゃ余裕やん!日曜のお父さんみたい。変えるなチャンネル!!チャンネルかえるなおまえ! そんな元気やったらはよ戻ってこいよ。おっ?元気、元気!ネックースプリング!」 平「(失敗)」 柳「できへんのかい!でけへんのかい!無理すなよ。前できたちがうやろ! 見てみ、おまえがいらんことしとるから。警官にかこまれてるやないか。どないすんねん!」 平「こうなったら奥のなんかすっごい奥のてを使うしかありませんね。」 柳「まだあんねんな!」 平「はい!」 柳「頼むぞ!」 平「任してください。ん〜っ・・・ごめんなさい!」 柳「つかまんのかい!もうええわ!どうもありがとうございましたー。」 |