めにゅーにもどる

01/12/29 放送 M-1GP 2002より アメリカザリガニ

柳←柳原哲也  平←平井善之

 

昨年は高熱を押して堂々の第3位。

あのハイトーンのツッコミが今年も決勝の舞台にひびき渡る。

エントリーNo1751  アメリカザリガニ!

 

柳原「はいどうも!アメリカザリガニです。よろしくおねがいしますー。」

平井「うぁー。どうもー。どうもー。」

柳「いきましょう!がんばっていきましょうね!」

平「まぁ、あのね〜」

柳「なに?」

平「あの、なんですか?」

柳「うん。」

平「あの、海外ではあの、カーチェイスあるよね?」

柳「あらぁえらいことなっとるよ。何百キロでガガガや。」

平「あれ、危ないがな。」

柳「うん。」

平「でもあの〜、日本でやったらあれもっと危ないですよね。」

柳「あれはもう狭いからえらいことなるでー。よっしゃぃ!」

平「おっ!?」

柳「銀行強盗成功や!」

平「おっ!?」

柳「あとはこの車乗って逃げるだけや!行くぞ!」

平「おぅ。」

柳「バン!ブーンってなんでハンドル2つあんねん!どこ行くねん、おまえ。

  やってもた♪みたいな顔すんなよ。俺右きき、左きき車パーン!割れるわ。あほ、おまえ」

平「いや、またこう戻るかも。」

柳「なんでや。道は続くやないがな。ちゃうやろ、もう黙っとけ。運転するから。行くぞぅ!ブーン。ウーン。」

平「おい!」

柳「なんやねん。ブーン。」

平「危ない。」

柳「わかってるわ、そんなもん。飛ばしとんねん、おまえ。なんや?」

平「ベルト!」

柳「もう、ええやないかそんな細かいこと。」

平「危ない。」

柳「うるさいなぁ、別にええがな。なんで二人でひとつやねん!運転しづらい俺これ!なんや。」」

平「なんや。」

柳「このガッチリホールドわ。」

平「知らんがな。」

柳「俺は何田天功や!」

平「引田しかない。」

柳「わかってるわ!そんなん。」

平「なんやねんな。」

柳「なんやねん!」

平「暇やねん。」

柳「ほんならおまえ運転せぇや。もう。左ハンドル。設定左ハンドル。」

平「ええの?」

柳「喜ぶなよ。ええよ、したら。早く走れ!よし、そこ右、右!」

平「カッチカッチカッチ」

柳「はい、そこ!左、左、左!」

平「カッチカッチカッチ」

柳「ほんで、また次右!何をしてんねん!さっきから!」

平「ウィンカーやんけ。」

柳「わかっとるわ!そんなもん。」

平「なんやの。」

柳「車がしてくれるやろ。そんなもん、なにを言うてんの。ハザード。いらんねん!なにをふわっと。」

平「あんたも・・。」

柳「ハイヒールさんみたいになっとるやん。」

平「いやいや、あんたもやったがな。」

柳「ちがうやろ。見てみ!」

平「なに・・」

柳「おまえがいらんことしてるから、おまえパトカー追いついてきたやないか。どないすんねん、おまえ!」

平「じゃ、僕が奥の手を使いますよ。」

柳「そんな機能この車についてんの?」

平「はい。」

柳「よっしゃ見せたれ!」

平「いくぜぇ。」

柳「おぅ!」

平「パワー」

柳「行けぃ!」

平「ウィンドウ!ウィーン。」

柳「窓あいてるー。これ、純正や、これ。もとからついてるやん。おまえ。なにしてんねん、もうええわ!もう」

平「ん?」

柳「車降りてにげるぞ!もう」

平「え、もうええの?」

柳「走って逃げる。」

平「もう逃げんの?」

柳「逃げる、走れ!見すぎや。」

平「どこにげんの?」

柳「ついてきたらええねん!ついてきたら。

  ワンワンッ!ワンワンッ!アハーッ!警察犬や!えらいこっちゃ、もう逃げられへん・・。」

平「僕に任してください。」

柳「なに?」

平「だいじょぶです。」

柳「おまえ向こうは訓練された犬やぞ、大丈夫か?」

平「大丈夫です。」

柳「気ぃつけろー!」

平「ウワァー!」

柳「やっぱりぃー!」

平「犬に〜」

柳「大丈夫かー!」

平「腕を〜」

柳「うふ〜っ!」

平「踏まれたぁ〜」

柳「たいしたことない。大丈夫やでぇー。アウーンアウーアウーンアウアウーンや。

  肉球や。やわらかいやわらかい。ちょっと冷たい。なんのことやねん!」

平「知らんがな。」

柳「冷やすな冷やすな!もう、ええから逃げるぞ、おら!」

平「おっ!やめろやめろー。」

柳「警察犬がなつくかー!!訓練されとんねん!おまえどんだけ優しい心やねん、おまえわ。」

平「ここに野鳥が止まるぐらい。」

柳「やかましい!ずっと山育ちか。おまえわ、ええからはよついてこい!」

平「ちがう・・」

柳「ピカッ!わっ!!サーチライト、ヘリコプター。えらいこっちゃこれ!逃げられへんもう!」

平「じゃ、私に任してください。」

柳「なに?」

平「こう見えても昔、高校球児だったんです。」

柳「役立つやないかい!」

平「この石を使って。」

柳「いったれー!」

平「よしこいーっ!」

柳「キャッチャーかい!役立たず!!今の流れやったら投げてパリン!ちゃうんかい!おまえわ。」

平「そっちじゃないほう。」

柳「なんでちょっと怒ってんねん。もうあかん、逃げられへん、くそぅ。。」

平「大丈夫です。」

柳「なに?」

平「目の前の高速あるじゃないですか。」

柳「おぅ。」

平「あっこを横切ります。」

柳「大丈夫か?棄権やぞ。」

平「私についてきてくださいよ!」

柳「うん!」

平「よし!ドン!」

柳「轢かれてるぅー。平井ぃ〜」

平「柳沢ぁ〜」

柳「柳“原”。原。そこ間違えんといてー。」

平「今までのことがぁ〜、走馬灯のように頭の中を駆け巡る。」

柳「死ぬときはそうや言うなぁ。」

平「昭和48年3月12日に生まれー」

柳「うん。」

平「今に至るー。」

柳「短っ!人生ペラペラやで!大丈夫か!ひ、ひらいぃー!」

平「  

柳「めちゃめちゃ余裕やん!日曜のお父さんみたい。変えるなチャンネル!!チャンネルかえるなおまえ!

  そんな元気やったらはよ戻ってこいよ。おっ?元気、元気!ネックースプリング!」

平「(失敗)」

柳「できへんのかい!でけへんのかい!無理すなよ。前できたちがうやろ!

  見てみ、おまえがいらんことしとるから。警官にかこまれてるやないか。どないすんねん!」

平「こうなったら奥のなんかすっごい奥のてを使うしかありませんね。」

柳「まだあんねんな!」

平「はい!」

柳「頼むぞ!」

平「任してください。ん〜っ・・・ごめんなさい!」

柳「つかまんのかい!もうええわ!どうもありがとうございましたー。」



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