めにゅーにもどる

03/12/28 放送 M-1GP 2003より アンタッチャブル

山←山崎弘也  柴←柴田英嗣

 

柴田「いやー、ありがとうございます。」

山「どうもー!」

柴「いやいやいや、よろしくお願いしますー!」

山「よろしくお願いしますねー。」

柴「いや、来ちゃいましたね、ついに。来ちゃいましたね決勝の決勝に。」

山「そうですね〜。」

柴「ありがたいことですよ。」

山「ありがたいね〜。」

柴「うん。」

山「うーん、いやぁ、ここまで来たらやっぱ親友の話しちゃおっか。」

柴「なんでだよ!(笑)」

山「ねぇ〜。」

柴「関係なかったじゃねえか、流れとよー、おまえ。」

山「親友って大事じゃない?でも。」

柴「いや、大事だよね。」

山「うん。」

柴「いや、でも今日もみなさん親友と思いますけどね。」

山「そうなんですよ。」

柴「その基準がわかんないわけよ。」

山「うん。」

柴「友達は多かれど親友は少ないでしょ。」

山「うん。」

柴「その親友の基準?」

山「はいはい。」

柴「俺が思うに、」

山「うん。」

柴「友達がね、すごい悲しんでるときとかに」

山「うん。」

柴「本当にそいつの立場になれるような人が本当の親友じゃないかと思うんだよね。」

山「あぁなるほどね。」

柴「だいじょぶだって、山崎!絶対合格してるよ。

一緒にこの大学受けて一緒に行こうって決めただろ?だから絶対大丈夫だよ!」

山「まぁまぁ、そういうのもあると思うんだけど。」

柴「続けんなって!話を続けんな。」

山「燃えるごみ・・・」

柴「燃えるごみじゃねぇんだよ。燃えるごみで親友語れんのかよ。ちょっと興味あるよ。」

山「なによ。」

柴「そうじゃなくて合格発表見に行ってんだよ。」

山「ああ合格発表ね、はいはい。」

柴「そうよそうよ。」

山「あぁ〜、不安だな。」

柴「大丈夫だよ。」

山「安心では無いという意味なんだ。」

柴「意味はいいよ。お前歩く辞書か、オイ。辞書かー?そうじゃねぇんだよ。」

山「柴田ー、俺、だって絶対受かってねぇよー。」

柴「大丈夫だって。」

山「絶対無理だってー。」

柴「なんでそんなこと言うんだよ。」

山「だって受けてねぇもん。」

柴「じゃあ無えよ!おめぇ、無ぇのに行くんじゃねえよ。無駄足もいいとこだろうよ!」

山「見るだけ。見るだけ。」

柴「受けてるバージョンでお送りしましょってなもんですよ!」

山「あぁーあぁー。」

柴「お送りしてみろよ!おまえ、自信もって。」

山「願書を出して受けたはいいけど不安だよ。」

柴「長げぇんだよ!セリフがよ。」

山「不安だよぉ〜。」

柴「大丈夫だって、番号見てみろよ。」

山「あ、そうだ。」

柴「番号何番?」

山「俺は1100飛んで番。」

柴「とぶなって。番、番。番はいつどうやって飛ぶんだよ。」

山「あー、そっかそっか。おまえは?おまえは?」

柴「俺は26番だ。よし、見てみような。」

山「うん。」

柴&山「(探す)」

山「あった!柴田!」

柴「あった?」

山「1126番あった!」

柴「誰の番号だ、それおまえ。」

山「これでおまえ、二人とも合格だよ!」

柴「あ、足しちゃったの?困ります!」

山「俺たちいつも一緒だろうよ〜。」

柴「だからっておまえ授業中毎日がフルーツバスケットみたいになっちゃうぞ、おまえ。」

山「え?」

柴「そうじゃねぇ。お前は1100、俺は26だよ。」

山「あ、別腹?」

柴「いや、腹じゃねえけど・・。別件なんだよ、別件よ。」

山「あ、そうか!私立だもんな。」

柴「うん。・・いやいや、公立もよ?よくその頭脳で受けたねー。チャレンジャー。」

山「・・・あった!あった!柴田!本当にあったよ!俺受かったよ!」

柴「ねぇよ・・・」

山「俺一緒に大学行ける!」

柴「おぃ!ねえよ!山崎!」

山「やったー!(泣)」

柴「俺の番号ねぇよ!」

山「やったー!!(泣)」

柴「山崎!山崎!山崎!山崎ー!」

山「え!?」

柴「俺の番号がねぇんだよ!」

山「マジ!?どんまいどんまい!」

柴「どんまいじゃない!!聞けー!ねぇんだよ!親友の番号がよ!」

山「サークルかぁ〜。」

柴「いや、サークルかぁじゃなくてさー。」

山「おまえサークルどうすんだよー。」

柴「聞けって!俺の話を!」

山「俺ミステリーサークルにするわー。」

柴「そういうんじゃねぇよ。あれ大学生が頑張って潰したんじゃねぇんだよ!」

山「稲のほう行っちゃう・・」

柴「怪奇だ!怪奇だよ!稲のほう行っちゃうじゃねぇんだよ!

  聞け!俺の番号がどこにも無いんだよ!」

山「えっ!?」

柴「ああっ・・・」

山「(笑)」

柴「なんだよ!」

山「プハハハハハ(笑)」

柴「なにがおかしいんだよ!」

山「アハハハ(笑)」

柴「なにがおかしいって聞いてんだろうが!」

山「持ってんじゃねぇかよ、おまえー。」

柴「こっちじゃねぇよ!掲示板にねえんだよ!これで合格ならもれなくみな合格だよ。

  俺漏れて無いね、今日!漏れて無い一日を過ごせるよ。」

山「え!?どうしたの?」

柴「なに?じゃねえんだよ。掲示板に無ぇ!これ落ちたんだよ!あんなに頑張ったのに・・・(泣)」

山「いや、柴田、おまえ死ぬ気で頑張ったじゃないかよ、おまえ・・。だからお前が悪いんじゃねえよ!」

柴「(泣)」

山「なんていうか・・・頭が悪かったんだよ。」

柴「俺のせいだよ!ぶっちぎりで俺のせいだよ。」

山「いや、だから俺もなんていって言いかわかんないけどさ。とにかく受かって嬉しいよ。」

柴「おまえだけじゃん。おまえの喜び、今がっくりの俺関係ねえだろ。」

山「俺やったよ!」

柴「やったよじゃねぇよ。」

山「おまえやっちゃったよ!」

柴「うまいこと言うな。なんだよ、さっきから聞いてりゃよー。ひとりだけ受かりやがってよー。」

山「おまえだってひとりだけ落ちてんだろうがよー。」

柴「じゃあ落ちてくれ。便乗してよ。」

山「そんなわけないだろ!」

柴「イタタ・・。なに?そのなんともいえないフェイント。」

山「お前が落ちてな、俺が悲しんでるとでも思ってんのかよ!お前が落ちてつらいのはなぁ。お前だけなんだよ!」

柴「言ってるよね?そうやって。力強く。」

山「おまえオンリー。」

柴「オンリーじゃねぇよ。」

山「そしてロンリーだよ。」

柴「もういいんだよ!そういうの。はやってんのかよ、おまえ。横で親友泣いてんだよ。励ましてくんねぇとよ。」

山「柴田!」

柴「なんだよ。」

山「ごめんな、お前の気も知らずに一人で浮かれちゃって。俺バカだな。俺バカだよ!

  ・・・でもそんな自分が好きなんだ。」

柴「いいってもう!エゴだねぇ!地の底越したらマントル見えてきたねぇ。励ましてー。」

山「柴田!」

柴「なんだよ。」

山「俺大学いかねぇ。」

柴「なんだよ、今度は急に。」

山「おまえと一緒に行けない大学なんて、カレッジじゃねぇし。」

柴「あぁ?」

山「無論、ユニバーシティでもねえ。

  だから今回諦めて来年また受けてそんときに二人で合格して大学行こうよ!な、そうしようよ!」

柴「ありがとう。でも、せっかく受かったんだから行けよ。」

山「そうだな。」

柴「早ぇな、オィ!もうちょい考える時間ちょーだいっ。」

山「おまえも再来年がんばれよ。」

柴「なんで再来年だよ、バカヤロー。」

山「ガンバ!」

柴「え!?」

山「ガンバ!」

柴「ガンバはこっちだよ、おまえ!こんな力入り方ねぇよ!ガンバはこうだ!力強く!いかねぇよ、大学なんかよー!」

山「なんだよさっきから聞いてりゃさ、ただの負け犬じゃねえか!」

柴「ほっといてくれよ!」

山「ぐちぐちいってんじゃねぇよ!甘ったれんじゃねえよ!」

柴「あぁ!?」

山「おまえに言ってんじゃねぇよ!」

柴「俺に言えー!!俺だけに伝えろよ!いいんだよもう!大学なんか!」

山「簡単に夢諦めるなって!」

柴「ほっといてくれよ!」

山「就職しろよ!」

柴「いいかげんにしろ!どうも」

柴&山「ありがとうございました!」



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