めにゅーにもどる

05/12/25放送 M−1グランプリ2005より 笑い飯

西←西田  哲←哲夫

 

哲夫「はい、どうもー。」

西田「どうもー、笑い飯です。おねがいしますー。」

哲「おねがいしますー。えぇー。やっぱりねあの、」

西「はい。」

哲「知らん人でもねー、ひと声掛け合うのって大事やなって思うんですよ。」

西「あ、そう。」

哲「うん。やっぱり知らん人にひと声かけられて助かったなんてこともありますからね。」

西「助かった。」

哲「うん。この前かてあったやん。パパパッと人がよってきてな」

西「おぅ。」

哲「耳元でひとことや。」

西「おぅ。」

哲「チャック開いてますよって言われたんや。」

西「おぅ。危ないとこやんけ。」

哲「うん、恥かくとこやからね。パッとみたら胸のチャック、ぶわぁっ!開いとった。」

西「どこのチャックやねん!ここや思うやないかい。」

哲「あんなん開いとったら乳首まるだしやもんねー。」

西「どんな服やねん。裏地とかあるやろ、普通。」

哲「これはあかんわ、思てやな。

  チャックこう閉めやなあかん、閉めやなあかん。ほんでカーッと閉めとったんや。」

西「ほぅ。」

哲「閉めとったら真ん中らへんで、乳首をカッ!て噛んでもうて、痛い!痛い!痛い!

  あぁ、あかんわあかんわ!これ乳首の上にチャックあるからこれ乳首噛むねんな、思たから

  これな、ブワァッずらしたってん。これブワァッて乳首の上に

  チャックない状態にグワーッずらしたってん。もうこんなずらしたことあらへん!MAXや!MAX!

  ちょうどMAX、これぐらい!こんな幅や!親指と小指これぐらいのMAX。

  これぐらいの幅やってん!ほんでこうやってチャック閉めたろう思て、これでよっしゃ!よっしゃ!

  油断しとったら今度は脇毛をガッ!て噛んでもうて、痛い!痛い!痛い!・・これ完全に余談やけどな。」

西「ほな言うなや!なんで言うてんおまえ。」

哲「え?」

西「そんなん言うたらあれやで。俺ようコンビニ行くけども。」

哲「コンビニね。」

西「うん。大学生ぐらいが夜中バイトしとるやろ?」

哲「バイトしてる店員さんね。」

西「買いもんしてな。」

哲「買いもん。」

西「おつりもらうときに一言、ありがとう。」

哲「ありがとう。別に言わんでもええんやけど、ちょっとお礼言うたるだけで」

西「そうや、よろこんどるわな、向こうわな。」

哲「喜ぶわな。」

西「今度は出るときは出るときでな。」

哲「出るときなにーな。」

西「自動扉が勝手に開くやろ。」

哲「プワーッて開きよるなぁ。」

西「一言、便利やなぁ、言うて。」

哲「それいちいち言わんでもええやないかいな!」

西「大喜びしとる。」

哲「大喜びやあらへん。周知の事実は言わんでええねん、あほやなぁ。」

西「うん。」

哲「あとそれからね、やっぱいじめられてるような可哀想な子に

  優しいひと声かけたんのが一番大事やね。」

西「え?なにそれ。」

哲「うん。あるやんか。よう学校の帰りしなな、下駄箱で靴隠されて泣いてるやつとかおるやん。」

西「あー、ようおったなぁ。」

哲「うーん。」

西「俺そんなん、よう助けたったけどな。」

哲「あ、そう。優しいしたんの?あ、ほなそれやってみよ。」

西「ほなやろか。」

哲「ないなぁ!ないなぁ!」

西「キンコーン、カンコーン。」

哲「ないなぁ、ないなぁ・・・あらないなぁ。あれ、ないなぁ・・・。」

西「え、どうしたん?」

哲「靴ないねん。」

西「え、まじで?誰か悪い奴が隠したんちゃうん?」

哲「あ、そうかなぁ・・・。」

西「ほんなんどうでもええから靴取りたいからどいて?」

哲「待てー!優しいせーよ!おまえ、我が!我が!やないか、あほー!」

西「ほんならどうすんねん、おまえ。」

哲「あほやな。優しいしたって。俺がやるわ!」

西「あれ?ないなぁ、ないなぁ。」

哲「どないしたん?」

西「僕の靴ないねん。」

哲「かわいそうやなぁ。あ、でも安心しーや。俺西田くんの靴見たで。」

西「えぇーほんま?」

哲「あのなぁ、左側の靴なぁ朝礼台の下にあったわ。」

西「えぇ!」

哲「ほんで右側の靴、朝礼台の下にあったで。」

西「どっちも朝礼台の下やないか!なんで右と左分けて言うねん!ややこしいなぁ。なくなれ、おまえ。」

哲「ないなぁ!ないなぁー。」

西「どうしたん?」

哲「靴ないねん。」

西「あ、俺さっき見たで!」

哲「え!ほんま、どこで?」

西「おまえが歩いてる時やけどな。」

哲「うん。」

西「右の靴がものすごい勢いで磨り減って無くなって。左の靴が地面との摩擦で・・・」

哲「おまえバカにしてんのか!あほー!幼稚くさいのいらんねん!はよなくなれや!」

西「あれ、ないなぁ!ないなぁ!」

哲「どないしたん?」

西「僕の靴ないねん。」

哲「ほんまにかわいそう。でも安心しーや。僕西田くんの靴みたで。」

西「え、どこでー?」

哲「左側の靴な、朝礼台の下にあったわ。」

西「ええっ。」

哲「んで右側の靴な、体育倉庫にあったわ。」

西「ええっ。」

哲「ほんで真ん中の靴な・・・」

西「それなんやねん!俺足2本じゃ!おまえ、なくなれ!」

哲「ないなぁ!ないなぁ!」

西「お、どうしたんや、靴ないくせに。」

哲「よう知ってたな、おまえ!靴ないねん。」

西「マジでかー。でもそんなんまだマシやで。」 哲「え、どういうことー?」

西「見てみ。俺ズボンもパンツも無いねん。」

哲「もっといじめられとるやないかい!」

西「バイバイ!」

哲「バイバイってそのままで帰んな、あほ!なくなれ!」

西「あれ、ないなぁないなぁ。」

哲「どないしたん?」

西「今日下駄箱ごとないねん。」

哲「なんで下駄箱まるごとないねん!!靴や、言うてんねん!ないなぁ。」

西「どしたん?」

哲「今日靴の中に押しピン入ってないねん。」

西「いつももっとひどいんかい!あれ、ないなぁ、ないなぁー。」

哲「どないしたん?」

西「これ色違いやとサイズぴったりのやつないねん。」

哲「買い物行ってるやないかい!ないなぁー。」

西「どうしたん?」

哲「靴べらないねん。」

西「ぜいたく言うなよ!ないなぁないなぁ。」

哲「どないしたん?」

西「靴あんねんけど、足いれる穴ないねん。」

哲「見たことないわ!!ないなぁ、ないなぁ。」

西「どしたん?」

哲「アディダスの3本ラインの真ん中のラインがないねん。」

西「似せもんやないか!ないなぁーないなぁ。」

哲「どないしたん?」

西「おいしくないねん。」

哲「食べな!そんなん!ないなぁ、ないなぁー。」

西「どしたん?」

哲「元気ないなぁー。」

西「知らんがな!ないなぁーないなぁー。」

哲「どないしたん?」

西「まだ帰る時間じゃないなぁ。」

哲「ほな、なにしに来てん!ないなぁ。」

西「どうしたん?」

哲「味ないなぁー。」

西「おまえも食うとるやないか!ないなぁー。ないなぁー。」

哲「どないしたん?」

西「いないないなぁー。」

哲「いないいないばぁやないかい!チャイナー、チャイナー。」

西「それ鼻からちゃうやないか!おまえ鼻からちゃうやないか!ファスナー、ファスナー。」

哲「ファスナーてなんやねんな!」

西「今日ファスナー開いてないなぁ。」

哲「それ最初の話やないかい!」

西「どうもありがとうございましたー。」



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