めにゅーにもどる

05/12/25放送 M−1グランプリ2005より 千鳥

大←大悟  ノ←ノブ

 

ノブ「どうもー。千鳥ですおねがいしますー。」

大悟「いやぁ、ここまでなかなかほんとに。」

ノ「あったかいところでありがとうございますねー。」

大「ええ。いやそんなことよりやね。」

ノ「うん。」

大「最近の日本男児はぬるい!」

ノ「なにを言い出したんな、おまえは。」

大「いやぁぬるい!」

ノ「おまえも日本男児やろ。」

大「いや、わしゃなぁ、こういう時は幕末ごっこをせんとあかんと思うな。」

ノ「幕末ごっこ?聞いたこともないけどなぁ」

大「いやなぁー、幕末時代のな、日本男児っていうのは常に日本の未来のことを考えとった。」

ノ「まぁそう言われとるわな。」

大「毎日のように山の頂上に登って、でっかいにぎり飯を頬ばりながら

  日本の未来について語りあっとったんや。」

ノ「それおまえの勝手なイメージちゃう?」

大「いやいや、ほんでこれをやるのが幕末ごっこや。」

ノ「おもろいんかいな、それおまえ。」

大「おもろいがな、おまえ。」

ノ「ほなちょっとやってみぃよ、それわからんから。」

大「幕末ごっこっていうのはな、キャラクターがあってやな。」

ノ「キャラクターね、はいはい。」

大「まずわしの方は、頭もキレて、リーダーシップも取れて、腕っ節も凄い。」

ノ「おぉ。」

大「ええー、名前は“美風”。」

ノ「美風。」

大「美しい風。」

ノ「えらいかっこええやん、美風。」

大「ほんでお前のほうは大男で、ひげ面で、大バカ野郎で」

ノ「待て、待て、待て・・・。」

大「名前は太松。」

ノ「もっちゃりしとんな、なんかおい。太松。」

大「ほんで太松にはセリフがあって」

ノ「うん。」

大「何を言われても、『わしには分からんあほじゃけぇ。』」

ノ「完全なあほやんか、それ!」

大「やってみて。」

ノ「大丈夫か、それ!?」

大「大丈夫。太松、これが山の頂上じゃ。こっから見渡せるのがわが国日本じゃ!」

ノ「わしには分からん、あほじゃけぇ。」

大「海の向こうには外国があるぞ。」

ノ「わしには分からん、あほじゃけぇ。」

大「これからはどんどん外国人が日本に入ってくるぞ。」

ノ「わしには分からん、あほじゃけぇ。」

大「わしには分かるぞ、日本の未来が。」

ノ「わしには分からん、あほじゃけぇ。」

大「太松、にぎり飯はうまいか。」

ノ「わしには分からん、あほじゃけぇ。」

大「おまえはほんまにあほじゃのぅ。」

ノ「わしには分からん、あほじゃけぇ。

  どんだけあほなんだ、おい!あほすぎるやろ!このキャラクターは。」

大「いやいや、どんどん男らしなってきたやないかい。」

ノ「悲しなるわ、こんなキャラクターは。」

大「ほんならもっと他のシーン。幕末時代やからな、決闘のシーンや。」

ノ「決闘、そんなんやないか。」

大「ほんならわしの方は頭もキレて、リーダーシップも取れて、腕っ節もすごい。名前は"星流"。」

ノ「星流。」

大「星が流れる。」

ノ「えらいかっこええやんか、おまえ。」

大「ほんでおまえ太松な。」

ノ「いらんぞ、太松、おい!」

大「おまえ太松好きやろうが。」

ノ「それを変えてくれ、太松を。おまえは。セリフくれ!セリフ!」

大「ほんならかっこいいセリフやろう。」

ノ「うん。」 大「『名を名乗れ』」

ノ「あら!ええやんか、おまえ。」 大「『おまえを斬る!』」

ノ「あれ、ええやん。」

大「『わしには分からん、あほじゃけぇ。』」

ノ「いらんぞ!それがー!」

大「わしの名前は"星流"!」

ノ「名を名乗れ!」

大「そんなに大きなしゃもじを持って何をする気だ。」

ノ「おまえを斬る!」

大「ブスッ。」

ノ「わしには分からん、あほじゃけぇ。またアホやないか、おい!」

大「また?」

ノ「またアホや!これやったら!」

大「しゃもじじゃ勝てん。」

ノ「当たり前やろ。そんなもん!なんで持ってきたん、しゃもじみたいなもんを。」

大「え?」

ノ「ほんならおまえせぇや、太松。」

大「ほんならわしが太松してやろやないか。」

ノ「うん。」

大「わしが太松するけん、おまえ向こうから走ってきてやな」

ノ「どんな奴よ、俺は?」

大「『親分金ですよ、金。この金盗んじまいましょうよ。

  金さえあったら天下取ったようなもんですよ。親分、世の中金ですよ。』

ノ「最悪のセリフやんか。」

大「ほんで名前は"細松"や。」

ノ「子分やん、それ!

  ・・・親分、親分!金ですよ、金!この金盗んじまいましょうよ。

  金さえありゃあ天下取れますよ。親分!世の中金ですよ。」

大「・・・わしには分からん!あほじゃけぇ。」

ノ「かっこよすぎるやろ!おい!おまえの太松かっこよすぎだ、どう考えても、ねぇ?」

大「もともと太松っていうのはかっこええん。細松が最低なんや。」

ノ「さすなや!そんなキャラを。ほな俺が太松をするわ。そんなんやったら。」

大「ほんならおまえ太松せぇや。」

ノ「かっこいい太松をするわ。シーンも決めるわ、俺が。」

大「どんなん。」

ノ「たぶん豪快なところがええから」

大「うん。」

ノ「ばったばったと敵をなぎ倒して、ここでかっこええセリフを一言や。」

大「しもうたー!味方も殺してもーたー!」

ノ「完全にあほやん!それやったら。かっこええセリフを一言や。」

大「細松、金をかき集めろー!」

ノ「最低の二人やんか!」

大「細松、刀を抜いてくれ!」

ノ「死んどるやろ!それやったらもう。」

大「細松、あいつと顔そっくりやないかー!」

ノ「どうでもええわ!死体がどうとか。」

大「芋をぬすんだぐらいで怒るからやー。」

ノ「芋泥棒やんか、太松が。」

大「やったー!しゃもじで勝てたー!」

ノ「刀や!使とんわ、おまえわ!」

大「わしの名前はあほ松様や!」

ノ「自分で言うとるやないか!あほ松て。」

大「嫌か?」

ノ「違うやんか!どう考えても。こんなんして日本男児ようなるんかい。」

大「わしには分からん!あほじゃけぇ!」

ノ「もうええわ!ありがとうございましたー。」

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