めにゅーにもどる

01/12/24 放送 M-1GP 2001より ハリガネロック

ユ←ユウキロック  大←大上邦博

 

『武闘派』

ネタをシャウトする漫才界のロックンローラー。

笑いに対する闘う姿勢は決して崩しません。

結成から6年。

攻めて攻めて攻めまくるファイトスタイルでM-1制覇を目指す

エントリーNo.94 ハリガネロック!

 

ユ「フーッ!目はなれてましたー。」

大「ほんとに。ごめんね。」

ユ「疲れてたらあかんぞー!ほんまにまじで。」

大「ほんとにねー、お願いしますー。」

ユ「ま、僕らねでもね、いろんなお客さんの前でネタやるんですけどね。」

大「ネタやらしてもらいますけどね。」

ユ「1番やりにくいのがやっぱ80以上のおばあちゃん。」

大「これは困りますねー。」

ユ「僕ら一生懸命喋っても。」

ユ&大「ポーッ・・・。」

大「動かへん。」

ユ「最初死んでんのかな?思たんですよほんまに。」

大「いやいや。ほんなことない。」

ユ「おばあちゃんに聞いてみたんですよ。」

大「ちょっとね。」

ユ「おばあちゃん誰見たいの?」

大「そう。」

ユ「誰が見たいの?ほんならおばあちゃん、ん〜・・・美空ひばり。」

ユ&大「無理やわ!」

ユ「漫才師やから。」

大「どないもでけへん。」

ユ「でもおばあちゃんの年代ってね、いまだにですよ。」

大「はいはい。」

ユ「美空ひばりのファンが1番多いんですよ。」

大「ま、国民的スターですからね。」

ユ「写真の前でまだ泣いてんねん。」

大「あの人はね。これ。」

ユ「ひばり!ひばり!不死鳥!とか言うてやがんねん。」

大「みんなお嬢お嬢て泣いてんねん。」

ユ「通称で呼ぶんですよ。こうやって。お嬢お嬢!お嬢にもう一度会いたいー。」

大「ねー、これ。」

ユ「もうすぐ会えるわ。ほんなもん。」

大「コラー!なんちゅうこと言うねん。」

大「もうすぐあえるがな!」

ユ「じっとしたら迎えにきよんで。」

ユ&大「♪川の流れのように〜」

大「持ってくかー!首根っこつかんで持っていくかい、ほんなもん。アハハやないねん。」

ユ「え?」

大「そんなん言うてるから最近の若いやつはあかん言われんのよ、ほんまに。」

ユ「確かにそうなんですよ。」

大「ほんまですよ。」

ユ「今日クリスマスでしょ?」

大「うん。」

ユ「も、街中にカップルがうじゃうじゃおって邪魔でしゃーないんですよ。」

大「またねそいつらの手のつなぎ方が全然ちがいますからね。」

ユ「全然ちゃう。最近ね、こうやって手つながへん。」

大「普通に手つながへん。」

ユ「こないして。」

大「この手こうやねん。」

ユ&大「テクテクテクテク。フォークダンスやないっちゅうねん。」

大「いつまで体育祭っちゅう話やね。」

ユ「ひいてまうわ、こんなもん。」

大「ネーこれ。」

ユ「ほんでまた映画とか行くんですよ。」

大「あ。行きますねー。」

ユ「映画いかんでええねんほんなもん。」

大「ええやん、楽しい。」

ユ「いや、映画見て影響されるやつが嫌なんですよ。」

大「あ、おるね。」

ユ「ヤクザ映画見た帰りにね、肩で風切って帰る歩いてる。」

大「ねー。」

ユ「しばかれたらええねん。」

大「ね。ボクシング映画見た帰りはシャドーボクシングして帰る。」

ユ「んで、千と千尋見た帰りはこんなんして帰る。」

大「いや、かまじいに影響されへん!かまじいの真似して帰るやつわおらへん!ちょっと!」

ユ「なんでーな。」

大「カマじいに影響うけへんやろ、おまえ。」

ユ「塩じい?」

大「塩じいちゃう。かまじいや。塩じい実写でボーン出てけーへんねん。」

ユ「あんなんあかんよ。鬼太郎のとかの方がおもろかったやん。」

大「よかった?」

ユ「よかったよ。“鬼太郎!きたろう!”“なんだよ、大竹。”」

大「シティボーイズかい!ゲゲゲや思うやん。」

ユ「最高!って思ったやん。」

大「アニメちゃうやん。」

ユ「そっちのがええねん、ほんなもん。」

大「ええことあらへん。んなもん。ねー。」

ユ「あれおかしいでしょ。なんか。」

大「おかしないよ。いうてもゲームセンターにもカップルようけおるよ。」

ユ「ゲームセンターおるんですよ。あれいやでしょ。あれ後ろから見てくるでしょ。」

大「あ、今ね、ギャラリーが多いんですよね。」

ユ「前ね、画面にゾンビが出て撃つやつやっとってん。」

大「HOUSE OF THE ???」

ユ「で、後ろでぶっさいくなやつが“キャー、怖いー。怖いー。”おまえが怖いっちゅうねん。」

大「ええやん。」

ユ「周りからみたらカップルみたいにみえとんねん。」

大「ええやん。盛り上がってるら。しゃーない、それはな。」

ユ「で、指示してくるんですよ。こうやって。

  “右!右!左!ちゃうちゃう!左やって!”うっさいなぁ。バン。」

大「うっとおしいなぁ。」

大「撃つな!死なへん!撃っても。ゾンビちゃうんやから。」

ユ「死んだらええねん。あんなもん。」

大「死んだあかん。そんなん」

ユ「んでまた不良が見て座って見てんねん。」

大「だいたいこれウンコ座りで見とんねんね。これ。」

ユ「タバコすいながらね、こやって。“おい、なんやねん、こらおまえ。なんやねん。”」

大「なんで洋式やねん。だから。ウンコ座りこう!洋式でだんだん下がってくるやん、時間たったら。」

ユ「すわらへんのが根性やんけ!こんなもん。」

大「そんな根性いらんがな別に。」

ユ「ほんでまたね、海とか行くでしょ?」

大「海ね〜。」

ユ「寒いねんからちゃっちゃと家帰って寝とったらええねん、ほんなもん。」

大「ロマンチックでええね、これ。」

ユ「海に絶対おんのがね、男がロングコート来て。女がさぶいわ、とか言うて。後ろからうわーっ。」

大「包みよんねんな、これ。」

ユ「パッパラパーやで。」

大「あほやこんなもん。」

ユ「あほあほ。」

大「で、そのあとちょっと温かいもんでも食べに行こうか、や。」

ユ「だいたいラーメン食べに行くんですよ。」

大「そうそう。」

ユ「もうちょっと下、もうちょっと下。」

大「なんで二人羽織やねん。包みこんで店入ってこのまま食うたらあかんやろ!ペコペコや男。」

ユ「仕事やってるから。」

大「俺も仕事やがな!1番大きな仕事や、これ。」

ユ「ほんまー?」

大「ほんまやあらへん。」

ユ「仲いいのは6ヶ月くらい。あとはね、浮気とかばれたりするんですよ。」

大「あ、これそうですよ。僕も昔の彼女にやられてね。」

ユ「おぅ。」

大「彼女の手帳パッて見たら、今日タカシと会った。ハート。ハートマークや。」

ユ「いや、それは浮気してへんよ。ほんなん。」

大「浮気や。ハートマークつやねんから。」

ユ「今日タカシと会った。源氏パイ。」

大「どういうことやねん!いや、確かにこんな形で源氏パイとハート似てるけど。」

ユ「なんかパサパサするー。」

大「書かんでええやん。」

ユ「水気ゼロ。ここにうっすいなんか皮ついとんねん。いっぱい。」

大「どんな女や。おまえなぁ、そんなんばっか言うてるけどもな。」

ユ「うん?」

大「僕らもええ年なってんねんから結婚も考えやなあかんのよ。」

ユ「考えてんの?」

大「そらね。年下の女の子と結婚する決めてます。」

ユ「なんも考えてへんやんけー。」

大「考えてるがな。」

ユ「結婚するんやったらね、年上の姉さん女房の方が絶対いいんですよ。」

大「それはね、年下のほうが絶対かわらしいっすよ。」

ユ「かわいらしいって言うたってどんどん可愛くなくなっていくねんから。」

大「そんなことない。」

ユ「長期的展望で考えていけよ、ほんなもん。」

大「株みたいにいうなよ、結婚を。」

ユ「え?姉さんの方が絶対気が利くんですよ。こっちのほうがいいんですよ。ほんまに。」

大「年下のほうがいいですよ?」

ユ「なに?」

大「僕が帰ってきてね。“今帰ったぞー”“お勤めご苦労様。体の調子はどう?”かわいいやん。」

ユ「姉さんなんか、“今帰ったぞー”“お勤めご苦労さま。”」

大「ヤクザの姉さんや。」

ユ「シャバの空気はどう?」

大「ずっとシャバおったやん。」

ユ「帰ってくるたび、タバコ出してくれんねん。」

大「いらんことすなや。」

ユ「気利くがな。」

大「料理しててもそうですよ。“あ、指切っちゃった。”未熟さがかわいいがな。」

ユ「姉さんなんか“あ、指詰めちゃった。”」

大「かわいないやない!怖いだけや。」

ユ「“けじめとったでー”」

大「いらんわ!」

ユ「料理失敗せんでも指なくなっていくんですよ。」

大「10回で終わってまうやないかほんなもんな。お風呂入っててもそうですよ?」

ユ「なに?」

大「背中流しながらね、“今日編み物教室行ったの。今度セーター編んであげるからね。”

   こんなん言われたら“編んでー!”絶叫や。」

ユ「姉さんなんか、“今日彫り物教室行ったの。”」

大「刺青やん!だから。」

ユ「“昇り竜彫ってあげるからね”」

大「いらんて!」

ユ「こんなん言われたら“彫ってー!”」

大「思わへん!やめさしてもらうわ。」

ユ「センキュー!」



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