めにゅーにもどる

01/12/24 放送 M-1GP 2001より DonDokoDon

山←山口智充  平←平畠啓史

 

『無冠の帝王』

決勝大会最年長コンビ。幅広い活動でメジャー路線を突っ走る。

結成から7年。知名度抜群ながら受賞歴はなし。

無冠の帝王が初のタイトル奪取を築く

エントリーNo.859  DonDokoDon!

 

平「なにしてんの?きっちり直して。」

山「全員の出囃子俺がやってましたからね。」

平「うそやん!知らんかった。」

山「どうもDonDokoDonです。おねがいします。」

平「おねがいしまーす。」

山「すごいもんですよねー。」

平「なにが?」

山「うわっ!」

平「どしたん?」

山「いつからおったん?」

平「ちょー待て。ひとりぼっちにするな。楽屋でも一人ぼっちやったんやから。」

山「もうびっくりするわ。もうー。」

平「なにがやねん。」

山「1人でおまえリップ塗ってる姿見てどういうことやねん思て。」

平「いやいや本番前やからね。きっちりしとかな思てね。」

山「今日もなんですか?」

平「なに?」

山「また歩道と車道の間をこう這って来たんですか?」

平「は?」

山「歩道と車道の」

平「うん。」

山「この段のとこをこう這って来たんですか?っていうてんねん。」

平「いやいや、普通に歩いてきたよ。」

山「・・わからん?あの、歩道と車道のね」

平「うん。」

山「自転車が、自転車乗ろう思たらズズーッてなるとこあるやんか。」

平「うん、それはわかんねん。」

山「そこを這ってきたんですか?」

平「いや、だから普通に歩いてきたゆうてんねん。」

山「蹉跌がいっぱいついてんねん。」

平「これひげじゃ!」

山「ひげ!?えーっ!」

平「なにしてんねん!なんでどっきりなってんねん。」

山「あ、そっか。」

平「ひげでございますよ。あほか。」

山「髪の毛はそれむしったんですか?」

平「なんでやねん。キレイに切ってきとるわ、あほ。」

平「散髪ですよ。」

山「もう年末ですから。」

平「はい。」

山「はっきり言うてねー。」

平「うん。」

山「もうその辺でえらいもんがありますよ、はっきりいうて。子供は子供で迷子になってますしね。」

平「うんうん。」

山「デパート多いやんか。」

平「なにが?」

山「みんななんかお土産かったろとかじっちゃんばっちゃんが。」

平「はいはい。」

山「クリスマスのプレゼント買ったろとか言うて。」

平「うん。」

山「迷子だらけですよ。」

平「あ、そう。」

山「デパートふらーっと行ったらもう迷子のアナウンス入ってますよ。」

平「あー、ようかかってるな。」

山「クセあります。」

平「うん。」

山「デパートのアナウンスはね。」

平「うん。」

山「え、本日っはー、えー、ご来店いただきましてぇーっ、眞にアリガトウございっます。

  お客様にーっ、迷子のお知らせを申し上げっます。3歳から58歳ぐらひっのー」

平「58歳?58歳迷てる場合ちゃうぞ。おまえそんなもん。」

山「どれぐらい?」

平「5歳ぐらいでしょ。」

山「3歳から5歳っのー、赤のトレーナーに白のスカートをはいた緑の女の子っがはぁー」

平「緑て!なんの女の子やねん。」

山「いろんな子いてるんですよ。」

平「おらんよ!緑はさすがに。」

山「だめですか?」

平「ダメですよ。」

山「あとなんですか、ほら必ずテレビ見てたらね。」

平「うん。」

山「あの、警察もの必ずやるじゃないですか。」

平「年末年始ね。」

山「あれはもうすごいですね。」

平「あ、そう?」

山「僕大好きなんですよ。」

平「うん。」

山「で、犯人を捕まえる瞬間をね」

平「うん。」

山「警察がバーッと追っかけたりとか。」

平「うん。」

山「ドキュメントですから。」

平「やるな。」

山「もう見ててもワクワクする。」

平「そらそうや。」

山「ただあれ見てたら、東京と大阪ってかなりこう違いがありますね。」

平「なるほど、差がある。」

山「ちょっとやってみますか?」

平「はいはい。」

山「ここ新宿は歌舞伎町。なに撮ってんだやめろばか!このやろー!テレビおらー!」

平「なにしてはるん?」

山「やめろーばかやろー。」

平「なにしてはるんですか?」

山「ちゃんとモザイクをかけて。」

平「あ、モザイク。」

山「やめろばかおまえ、このやろー!なにやってんだ!」

平「あ、見たことある見たことある。」

山「見せもんじゃねーぞ!ばかやろー!」

平「わかってるわかってる。」

山「場所変わってここ大阪道頓堀。

  なにとっとんねんコラ!(モザイクが股間に。)カメラボケ!ほんま!いてまうぞこらー!ボケー」

平「何の犯罪やねんそれ。」

山「警察官も。こらやめとけやめとけ!」

平「警察官まで?」

山「野次馬も。なんかあった!なんかあった!」

平「みんなやん。」

山「カメラさんも。うわっ!すごいスクープだ!」

平「あほやん。おかしなこと言うなよ。」

山「これが大阪のすごいとこですね。」

平「いや、大阪そんなことないっすよ。」

山「大阪おおいじゃないですか、まじで。」

平「まぁな。」

山「僕らもたまに。あの今東京住んでますけども。」

平「はい。」

山「大阪帰ろう思てね。」

平「うん。」

山「移動中ですよ。」

平「はい。」

山「こないだも新幹線乗ってましたら。」

山「マナーの悪い人おおいですね。」

平「増えてますね。」

山「ちょっと思いました。まじで。」

平「うん。」

山「あの、携帯電話です。」

平「携帯電話。」

山「着信メロディはきっときなさいよ言うのにバーッ鳴るじゃないですか。」

平「ガンガン言うてますよ。」

山「ね。」

平「おぅ。」

山「♪ティーティリティリリリー」

平「着メロが。」

山「男はつらいよいれてるんです。」

平「ほうほうほう。」

山「ね。♪ティリリー。はい。もしもし。男はつらいよ入れてるのに普通にとってるんですよ。」

平「いや、電話やからな。」

山「それやったら普通にプルルでもいいでしょ。」

平「どうせーっちゅうん。」

山「男をつらいよをいれてるならば」

平「うん。」

山「♪ティーティリリリリリリー。」

平「なんでうれしそうな顔してんの?おまえ。はよ取りーな。わかっとるわ。はよ取りー。」

山「♪パパパーパパパパー。ピ♪“あい、あたくし”

  って言えば周りも、“あ!そうそう!寅さん!だもんね”って思うじゃないですか。」

平「モノマネせなあかんの?」

山「これが演出。」

平「いや、それもウザったいがな。そんなもん。」

山「宇宙戦艦ヤマトを入れてるならばね」

平「着メロで?」

山「普通にとるんじゃなくって。」

平「うん。」

山「♪ティティリティッティティティッティリー」

平「鳴ってるよ。はよとって。」

山「♪ティティティティティーティティティー」

平「なにをしとんねん!ええからはよとれよ。」

山「♪パララッパララッパラッパパララッーパー。♪ピ。“さらばー”ってやれば」

平「は?」

山「“あ!ヤマトだからかー!”って思うじゃないですか。」

平「かけた瞬間“さらば”っておかしいがな。おまえ」

山「思いますよ、そういうの。」

平「電話なってへんやん。そんなもん。」

山「そうかなー?」

平「おかしいよ、そんなもん。」

山「新幹線乗っててもね、全然誰も“あ!知ってるこのひと!”とか言うてくれないんですよ。」

平「だめですねー。」

山「これだめですよ。やっぱり。」

平「うん。」

山「僕らどんどんテレビでないとほんまに。」

平「そらそうや。」

山「ね。」

平「うん。」

山「例えば僕思うのはね、」

平「はい。」

山「徹子の部屋とか。」

平「あら。」

山「こらもう出ると、スターの証ですからね。」

平「あ、でたいね。」

山「出たいですね。」

平「うん。」

山「僕徹子さん役。」

平「はい。」

山「で、出ますんで。」

平「出るの?」

山「徹子さんのとこをやりたいんですよね。」

平「でも徹子さんいてますけどね。」

山「ま・・そのうちね。やりたいんですよ。」

平「ま、わからんけどね。」

山「だからそのときはトップの座をあげますんで。」

平「ゲストで?」

山「ゲストです。ちゃんと呼びますから。」

平「最初だけですね。」

山「できるかちゃんと練習しとかないと。」

平「わかりました。」

山「ね?」

平「うん。」

山「いきますよ?やりますからね。」

平「はい。」

山「ちゃんと喋ってよ?」

平「そら頑張りますよ。せっかくですから。」

山「トーク番組ですから。」

平「はい。」

山「♪トゥルルトゥルル トゥルルトゥルル 

   トゥルルルルルルルー トゥルルルルルルルールル トゥルルルー」

平「おわりかい!もうええわ。」

山「ありがとうございました。」



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