『無冠の帝王』 決勝大会最年長コンビ。幅広い活動でメジャー路線を突っ走る。 結成から7年。知名度抜群ながら受賞歴はなし。 無冠の帝王が初のタイトル奪取を築く エントリーNo.859 DonDokoDon! |
平「なにしてんの?きっちり直して。」 山「全員の出囃子俺がやってましたからね。」 平「うそやん!知らんかった。」 山「どうもDonDokoDonです。おねがいします。」 平「おねがいしまーす。」 山「すごいもんですよねー。」 平「なにが?」 山「うわっ!」 平「どしたん?」 山「いつからおったん?」 平「ちょー待て。ひとりぼっちにするな。楽屋でも一人ぼっちやったんやから。」 山「もうびっくりするわ。もうー。」 平「なにがやねん。」 山「1人でおまえリップ塗ってる姿見てどういうことやねん思て。」 平「いやいや本番前やからね。きっちりしとかな思てね。」 山「今日もなんですか?」 平「なに?」 山「また歩道と車道の間をこう這って来たんですか?」 平「は?」 山「歩道と車道の」 平「うん。」 山「この段のとこをこう這って来たんですか?っていうてんねん。」 平「いやいや、普通に歩いてきたよ。」 山「・・わからん?あの、歩道と車道のね」 平「うん。」 山「自転車が、自転車乗ろう思たらズズーッてなるとこあるやんか。」 平「うん、それはわかんねん。」 山「そこを這ってきたんですか?」 平「いや、だから普通に歩いてきたゆうてんねん。」 山「蹉跌がいっぱいついてんねん。」 平「これひげじゃ!」 山「ひげ!?えーっ!」 平「なにしてんねん!なんでどっきりなってんねん。」 山「あ、そっか。」 平「ひげでございますよ。あほか。」 山「髪の毛はそれむしったんですか?」 平「なんでやねん。キレイに切ってきとるわ、あほ。」 平「散髪ですよ。」 山「もう年末ですから。」 平「はい。」 山「はっきり言うてねー。」 平「うん。」 山「もうその辺でえらいもんがありますよ、はっきりいうて。子供は子供で迷子になってますしね。」 平「うんうん。」 山「デパート多いやんか。」 平「なにが?」 山「みんななんかお土産かったろとかじっちゃんばっちゃんが。」 平「はいはい。」 山「クリスマスのプレゼント買ったろとか言うて。」 平「うん。」 山「迷子だらけですよ。」 平「あ、そう。」 山「デパートふらーっと行ったらもう迷子のアナウンス入ってますよ。」 平「あー、ようかかってるな。」 山「クセあります。」 平「うん。」 山「デパートのアナウンスはね。」 平「うん。」 山「え、本日っはー、えー、ご来店いただきましてぇーっ、眞にアリガトウございっます。 お客様にーっ、迷子のお知らせを申し上げっます。3歳から58歳ぐらひっのー」 平「58歳?58歳迷てる場合ちゃうぞ。おまえそんなもん。」 山「どれぐらい?」 平「5歳ぐらいでしょ。」 山「3歳から5歳っのー、赤のトレーナーに白のスカートをはいた緑の女の子っがはぁー」 平「緑て!なんの女の子やねん。」 山「いろんな子いてるんですよ。」 平「おらんよ!緑はさすがに。」 山「だめですか?」 平「ダメですよ。」 山「あとなんですか、ほら必ずテレビ見てたらね。」 平「うん。」 山「あの、警察もの必ずやるじゃないですか。」 平「年末年始ね。」 山「あれはもうすごいですね。」 平「あ、そう?」 山「僕大好きなんですよ。」 平「うん。」 山「で、犯人を捕まえる瞬間をね」 平「うん。」 山「警察がバーッと追っかけたりとか。」 平「うん。」 山「ドキュメントですから。」 平「やるな。」 山「もう見ててもワクワクする。」 平「そらそうや。」 山「ただあれ見てたら、東京と大阪ってかなりこう違いがありますね。」 平「なるほど、差がある。」 山「ちょっとやってみますか?」 平「はいはい。」 山「ここ新宿は歌舞伎町。なに撮ってんだやめろばか!このやろー!テレビおらー!」 平「なにしてはるん?」 山「やめろーばかやろー。」 平「なにしてはるんですか?」 山「ちゃんとモザイクをかけて。」 平「あ、モザイク。」 山「やめろばかおまえ、このやろー!なにやってんだ!」 平「あ、見たことある見たことある。」 山「見せもんじゃねーぞ!ばかやろー!」 平「わかってるわかってる。」 山「場所変わってここ大阪道頓堀。 なにとっとんねんコラ!(モザイクが股間に。)カメラボケ!ほんま!いてまうぞこらー!ボケー」 平「何の犯罪やねんそれ。」 山「警察官も。こらやめとけやめとけ!」 平「警察官まで?」 山「野次馬も。なんかあった!なんかあった!」 平「みんなやん。」 山「カメラさんも。うわっ!すごいスクープだ!」 平「あほやん。おかしなこと言うなよ。」 山「これが大阪のすごいとこですね。」 平「いや、大阪そんなことないっすよ。」 山「大阪おおいじゃないですか、まじで。」 平「まぁな。」 山「僕らもたまに。あの今東京住んでますけども。」 平「はい。」 山「大阪帰ろう思てね。」 平「うん。」 山「移動中ですよ。」 平「はい。」 山「こないだも新幹線乗ってましたら。」 山「マナーの悪い人おおいですね。」 平「増えてますね。」 山「ちょっと思いました。まじで。」 平「うん。」 山「あの、携帯電話です。」 平「携帯電話。」 山「着信メロディはきっときなさいよ言うのにバーッ鳴るじゃないですか。」 平「ガンガン言うてますよ。」 山「ね。」 平「おぅ。」 山「♪ティーティリティリリリー」 平「着メロが。」 山「男はつらいよいれてるんです。」 平「ほうほうほう。」 山「ね。♪ティリリー。はい。もしもし。男はつらいよ入れてるのに普通にとってるんですよ。」 平「いや、電話やからな。」 山「それやったら普通にプルルでもいいでしょ。」 平「どうせーっちゅうん。」 山「男をつらいよをいれてるならば」 平「うん。」 山「♪ティーティリリリリリリー。」 平「なんでうれしそうな顔してんの?おまえ。はよ取りーな。わかっとるわ。はよ取りー。」 山「♪パパパーパパパパー。ピ♪“あい、あたくし” って言えば周りも、“あ!そうそう!寅さん!だもんね”って思うじゃないですか。」 平「モノマネせなあかんの?」 山「これが演出。」 平「いや、それもウザったいがな。そんなもん。」 山「宇宙戦艦ヤマトを入れてるならばね」 平「着メロで?」 山「普通にとるんじゃなくって。」 平「うん。」 山「♪ティティリティッティティティッティリー」 平「鳴ってるよ。はよとって。」 山「♪ティティティティティーティティティー」 平「なにをしとんねん!ええからはよとれよ。」 山「♪パララッパララッパラッパパララッーパー。♪ピ。“さらばー”ってやれば」 平「は?」 山「“あ!ヤマトだからかー!”って思うじゃないですか。」 平「かけた瞬間“さらば”っておかしいがな。おまえ」 山「思いますよ、そういうの。」 平「電話なってへんやん。そんなもん。」 山「そうかなー?」 平「おかしいよ、そんなもん。」 山「新幹線乗っててもね、全然誰も“あ!知ってるこのひと!”とか言うてくれないんですよ。」 平「だめですねー。」 山「これだめですよ。やっぱり。」 平「うん。」 山「僕らどんどんテレビでないとほんまに。」 平「そらそうや。」 山「ね。」 平「うん。」 山「例えば僕思うのはね、」 平「はい。」 山「徹子の部屋とか。」 平「あら。」 山「こらもう出ると、スターの証ですからね。」 平「あ、でたいね。」 山「出たいですね。」 平「うん。」 山「僕徹子さん役。」 平「はい。」 山「で、出ますんで。」 平「出るの?」 山「徹子さんのとこをやりたいんですよね。」 平「でも徹子さんいてますけどね。」 山「ま・・そのうちね。やりたいんですよ。」 平「ま、わからんけどね。」 山「だからそのときはトップの座をあげますんで。」 平「ゲストで?」 山「ゲストです。ちゃんと呼びますから。」 平「最初だけですね。」 山「できるかちゃんと練習しとかないと。」 平「わかりました。」 山「ね?」 平「うん。」 山「いきますよ?やりますからね。」 平「はい。」 山「ちゃんと喋ってよ?」 平「そら頑張りますよ。せっかくですから。」 山「トーク番組ですから。」 平「はい。」 山「♪トゥルルトゥルル トゥルルトゥルル トゥルルルルルルルー トゥルルルルルルルールル トゥルルルー」 平「おわりかい!もうええわ。」 山「ありがとうございました。」 |